ソーヴィニヨン・ブランらしい爽やかな香りが際立つ、高コ...

日本ワインで乾杯!We Love Japanese Wine!

#09|
鹿取みゆき・選&文
尾鷲陽介・写真 
selection & text by Miyuki Katori
main photograph by Yosuke Owashi

ソーヴィニヨン・ブラン ドジェム 2015

ワインを飲み始めたばかりの人は、ワインはワインの香りがする、あるいはブドウの香りがする、と感じることが多いようです。けれども、少しワインを飲み続けていると、どんな品種でワインがつくられているかによって、ワインの香りが異なっていることに気づき、さらにはその香りがどんな香りか、識別できるようになります。バラの香りやイチゴの香りなど、ワインの香りは実にさまざま。私がワインに魅了された理由のひとつに、この香りのヴァラエティの豊かさがありました。

そんななか、多くの人が初めに識別できるようになる香りが、ソーヴィニヨン・ブランという品種の香りです(赤なら、おそらくカベルネ・フランでしょう)。グレープフルーツのような爽やかさと、青豆のようなやや青っぽい香りが特徴で、この香りがするワインはほぼソーヴィニヨン・ブランでつくられたワインです。

ただし日本では、ソーヴィニヨン・ブランでワインをつくっても、この香りがなかなか出ませんでした。しかし2002年、長野県のスイス村ワイナリーでつくられたソーヴィニヨン・ブランのワインからは、まぎれもなくこの品種の特徴香が立ち上っていました。ブドウが栽培されたのは、長野県にある安曇平の端の池田町青木原の西斜面。眼下には安曇平が広がり、正面には北アルプスがそびえ、息を呑むほど美しい眺望です。冷涼な気候や水はけの良い土壌も幸いし、つくり手の努力の結果、この味わいが実現しました。

爽やかな香りに誘われて口に含むと、果実の膨らみとそれを彩る清々しい柑橘のような酸がとても心地よい。しかも価格は驚きの1,000円台。こんなワインが生まれたことが、日本ワインの実力の向上を示しているのです。

ソーヴィニヨン・ブランらしい爽やかな香りが際立つ、高コスパ・ワイン
長野県池田町・青木原の畑は、1987年、荒廃していた桑畑を改植して、ブドウを植えたことに始まります。当初は、契約農家に栽培を依頼していましたが、最近はワイナリーの人たちがブドウの世話をする部分も増えました。スイス村ワイナリーは豊科インターのすぐ近く。低価格帯のピノ・ノワール、ブラッククイーンも抜群のコスパの良さです。

ソーヴィニヨン・ブラン ドジェム 2015

ワイナリー名/あづみアップル スイス村ワイナリー  
品種と産地/ソーヴィニヨン・ブラン(長野県池田町)
容量/720ml
価格/¥1,782
問い合わせ先/あづみアップル スイス村ワイナリー
TEL: 0263-73-5532
www.swissmurawinery.com


プレゼント

新連載「日本ワインで乾杯!」のスタートを記念して、毎回、ご紹介するワインを1名の方にプレゼントします。 第9回「ソーヴィニヨン・ブラン ドジェム 2015」のご応募の締め切りは、2016年4月28日(木)まで。ふるってご応募ください。  ※当選者の発表は賞品の発送をもってかえさせていただきます。未成年者のご応募はできません。ご応募は日本在住の方に限ります。なお、伊豆諸島(大島・八丈島を除く)および小笠原村(小笠原諸島)への配送はできません。ご応募にあたっては、弊社メールマガジンへのご登録が必要です。

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