ターゲットはワイン愛好家⁉ 杜氏とソムリエがコラボした新感覚の日本酒「ITAYA」にご注目を。

  • 文:外川ゆい

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左から、「ITAYA FRESH SAKE ZED 純米生詰」720㎖ ¥1,296(税込)、「ITAYA 薫る爽快 純米吟醸 生詰」720㎖ ¥1,620(税込)、「ITAYA RICE WINE for WHITE FOODS 純米生詰」720㎖ ¥1,620(税込)、「ITAYA RICE WINE for RED FOODS 純米生詰」 720㎖ ¥1,620(税込)/すべて福光屋

近年、海外でもますます注目される日本酒。各地の酒蔵は、より多くの人にその魅力を知って欲しいと、伝統を大切にしつつも新たな試みに挑んでいます。寛永2(1625)年創業の福光屋は、金沢で最も長い歴史をもつ酒蔵です。多彩な日本酒を醸すと同時に、米醗酵技術を活かした伝統的な醗酵食品や自然派化粧品の開発にも積極的に取り組んでいます。このたび、発売された「ITAYA」も、これまでにないアプローチから誕生した日本酒です。

気鋭の杜氏・板谷和彦さんとシニアソムリエ・辻健一さんとの競演から生まれた日本酒、ITAYA。板谷さんは、福光屋の醸造蔵‟壽蔵”を率いて6年になる杜氏。「伝統は革新の連続なり」の精神で受け継いだ技を守りながら、新たな味わいを創造しています。一方の辻さんは、日本ソムリエ協会・北陸支部長で、各国のワインをはじめチーズや日本酒にも精通。今回のプロジェクトでは、コンセプトワークや官能評価、ペアリング監修を担っています。

一見、日本酒だとわからないボトルデザインのITAYAは、ワイン愛好家、若年層、訪日外国人、海外市場、ビストロやトラットリアなど幅広いジャンルの料飲店、またソムリエをターゲットとしている点もユニーク。技術と品評の両面から、長年、模索を続けてたどり着いた日本酒の新ジャンルです。多様な料理との心地よいペアリングを目指し、酵母の開発から醗酵・製法、生詰にいたるまで、純米蔵である福光屋独自の技術を追求しました。4種類のITAYAは、明快なコンセプトと斬新な味わい、さらに常温流通可能な生詰酒を実現した点が最大の特徴です。新開発の「FA酵母」による心地よい酸味が、繊細な和食から、力強い肉料理まで幅広い料理に寄り添いますので、料理のテイストに合わせてぜひペアリングを楽しんでみてください。

4種類いずれも、一般的な720㎖の四合瓶のほか、コンパクトな300㎖のサイズも展開。屋外でのイベントも増えるこれからのシーズン、新たな可能性をもった日本酒を、あらゆるシーンで味わってみてはいかがでしょうか。

福光屋
TEL:0120-293-285 
www.fukumitsuya.com

※「ITAYA」は、全国酒販店、百貨店、直営各店(サケショップ福光屋 金沢店・玉川店・東京ミッドタウン店・丸の内店、福光屋 松屋銀座店・ひがし)、福光屋オンラインショップなどで購入できます。