2日間で5000人を集めた「ジンフェスティバル東京」が天王洲で再び開催! ジンカルチャーの最前線を体験しよう。

  • 文:西田嘉孝

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昨年も好評だったジュニパーツリー。参加者が気に入ったジンを自ら手に取ってバーに運び、好みのトニックウォーターでジン&トニックを楽しめる仕かけです。

本場のイギリスやスペインなどの欧州各国でジンのムーブメントに火がついたのは10年ほど前のこと。2013年頃には、ジンの情報を発信するウェブサイトを運営するロンドンの女性が、「毎年6月の第2土曜を世界中でジンを飲むお祝いの日(ワールド・ジン・デイ)にしよう!」と世界に発信。そんな"ワールド・ジン・デイズ”のコンセプトは多くの人々の賛同を得て世界に広がり、その日は世界各国でジンを楽しむためのイベントが行われているのです。

18年には、日本でもアジア最大級のジンフェスティバルが実現。東京・天王洲の「T-LOTUS」で開催された「ジンフェスティバル東京」には、2日間でなんと5000名の来場者が集い、国内外157種類のジンやカクテルが彩る“日本の新たなジンカルチャーの幕開け”を体験しました。

そしてもちろん今年も、6月8日(土)と9日(日)の2日間にわたり、ジンフェスティバル東京が開催されます。

昨年より規模が拡大された「TNNOZ HARBOR MARKET」内の会場には、話題の国産クラフトジンをはじめ、世界21カ国から200銘柄以上のジンが集結。各ブースですべてのジンが1杯(100ml)100円で試飲できる上、店頭ではあまり見られない貴重なボトルの購入も可能です。

世界のジンカルチャーに精通する主催者の三浦武明さんによれば、「お気に入りジンとトニックを選んで、自由なスタイルで好みのジントニックを見つけるのがヨーロッパでは定番の飲み方」とのこと。

会場にはジュニパーツリー(ジンタワー)に並ぶ200銘柄のジンとともに、種類豊富なトニックウォーターもスタンバイ。まさに三浦さんの言う通り自由なスタイルで、自分好みのスペシャルなジントニックに出合えます。

さらには、つくり手やインポーターからジンの製法や楽しみ方が学べる無料のセミナーやワークショップ、スペシャルメニューが目白押しのフードブースに加え、今年は英国政府協力のもと、すべてのジンの原点ともいわれているイギリスのロンドンドライ・ジンの歴史や製法、その魅力などが学べるスペシャルコンテンツ「ALL ABOUT UK GIN」エキシビションも開催されます。

入場料は無料な上、開放的な会場なので、小さな子どもを連れて家族で参加するのもOK。ジンフェスティバル東京のコンセプトは「We’re all connented by juniper」。世界中のジンラバーたちとのゆるいつながりを感じながら、日本のジンカルチャーの最前線を体験してください。

昨年のジンフェスティバル東京の様子。新国立競技場を設計した隈研吾氏が監修した「T-LOTUS」は、今年はエキシビション会場として使われます。

各メーカーがこだわる美しいボトルデザインもジンの魅力。会場では約150銘柄のジンが購入できます。

ジンフェスティバル東京
開催場所:天王洲キャナルサイド B&C HALL、T-LOTUS M及び周辺施設
東京都品川区東品川2-1 天王洲アイル第三水辺広場
開催時間:2019年6月8日(土)11時~20時、6月9日(日)11時~18時
入場料無料
https://www.ginfest.tokyo/