銀座の「アルマーニ / リストランテ」が贈る、"フードロス食材"を取り入れた本格コース料理とは?

  • 文:Pen編集部

Share:

見た目も華やかで可愛らしいアミューズには、減農薬のためカタチが不揃いな神奈川県産の柑橘類を使用。掲載している料理はコース¥10,000(税込)から。

「アルマーニ / 銀座タワー」の10階と11階で本格イタリア料理を提供し、優雅で洗練されたひと時を約束する「アルマーニ / リストランテ」。3月23日より、本来食べられるはずだったのに廃棄されてしまう食品、フードロス食材を取り入れたコースメニューを開始する。同グループには、天然資源の責任ある使用や環境問題に真摯に取組むことが、グローバル企業にとっての責務であるという意識がある。デザイナーのジョルジオ・アルマーニ自身も環境問題に対して高い意識をもっており、「環境問題は、誰にとっても深く関わりのあるものだと考えています。次の世代の未来は私たちの選択にかかっているという事実から目をそむけることはできません。また、持続可能性の問題には具体的な手法で取り組むべきであると考えています」というメッセージを発信している。

メニューに新たに加わるのは、食材自体に問題はないものの、不揃い・規格外となった野菜や、新型コロナウイルスの影響により出荷先を失った食材など、廃棄予定だった食材だ。たとえば、前菜「トマトのヴァリエーション」には、飲食店の時短営業などが重なり、出荷できなくなった滋賀県産のトマトが用いられている。食材調達は、2020年に日本ガストロノミー学会協力のもと設立されたフードロスバンクも携わっているという。食材の個性を活かしたコース料理に創造性を感じつつ、身近な問題であるフードロスについてもこの機会に考えてみたい。

前菜「トマトのヴァリエーション」は、滋賀県産トマトのジェラートやトマトのコンソメなど、廃棄予定だったトマトがふんだんに用いられている。

規定の長さに達しておらず規格外とされた新潟県産のアスパラを取り入れた「ホワイトアスパラ サフランのベアルネーズソース」。海ブドウの食感と塩味もアクセントに。

アルマーニ / リストランテ

住所:東京都中央区銀座5-5-4 アルマーニ / 銀座タワー 10-11F
営業時間:11時30分~15時、18時〜23時
TEL:03-6274-7005
※サービス料10%
https://www.armani.com

※営業日時・内容などが変更となる場合があります。事前の確認をお薦めします。