世界で最も軽やかで、ライ麦を用いたスムースな味わい。ウイスキー五大聖地の代表銘柄:カナディアンウイスキー編

  • 文:西田嘉孝

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この記事では五大ウイスキーのひとつである、カナディアンウイスキーの代表的な2つの蒸留所を紹介する。

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カナディアンミスト蒸溜所

アメリカ市場に向けたウイスキーを造るため、オンタリオ州の入り江に面したコリングウッドの町で1967年に創業。以降、地元産のライ麦やトウモロコシを主原料に3回蒸溜、そしてブレンド後にオーク樽で熟成させた「カナディアンミスト」のみを生産する。

アメリカでも大人気。「カナディアンミスト」 700㎖ ¥1,507(税込)/アサヒビール お客様相談室 TEL:0120-011-121


カナディアンクラブ蒸溜所

1856年にハイラム・ウォーカーが創設。アメリカのデトロイトを対岸に望む地で生まれた軽やかな味わいのウイスキーは、粗悪な密造酒が横行した禁酒法時代のアメリカでその評価を高め、世界的な人気ブランドへと発展した。現在では150カ国以上に輸出される。

ハイラム・ウォーカー社の跡地に、1858年に建てられたカナディアンクラブのブランドセンター。貴重な展示や、テイスティングが楽しめる。

「カナディアンクラブ」700㎖ ¥1,529(税込)/サントリースピリッツ TEL:0120-139-310

この記事は、2019年 Pen 10/15号「いま飲むべき一本を探して、ウイスキーをめぐる旅。」特集よりPen編集部が再編集した記事です。