世界初! 伊丹空港内のワイナリーにて、醸されるワインの味はいかに?

  • 文:脇本暁子

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店は、ターミナル内の中央エリア3階に位置。ワインバルは11時から23時まで営業しているので、出発前に軽く一杯、飛行機から降り立ってから一杯と、気軽にワインが楽しめます。奥に見えるのが醸造タンク。

約50年ぶりに大規模改修工事が進められている大阪国際空港(伊丹空港)。2020年の全面改修に先駆けて、4月18日に中央エリアがリニューアルオープンしました。なかでも話題なのが、世界で初めてとなる‟空港内ワイナリー”を併設したワインバル「大阪エアポートワイナリー」です。

店内には、ガラス越しにワインの醸造タンクがずらり。併設のワインバルでは、そんな醸造風景を眺めながら出来立てのワインを楽しめます。運営するのは、東京・門前仲町にある小規模醸造所ながら人気の「深川ワイナリー東京」。現在6つある醸造タンクで、長野県塩尻市で育ったナイアガラやコンコードなどのブドウを使ったワインを醸造しており、今年6月頃に初リリースの予定です。ほかにも、山梨や山形、北海道など日本各地の選りすぐりのブドウをメインに使うワインを、醸造歴20年以上の醸造家・照屋賀弘さんが丹精込めて仕込んでいきます。

ワインバルでは、8種類のグラスワインをビールのようにタップから注いで提供。空港から半径50マイル(約80km)以内でとれた地産地消の食材とイタリアから空輸した食材を使用した、南イタリア料理とともに楽しめます。さらに、ヨーロッパから輸入した、80種類を超えるソムリエ厳選のボトルワインもラインアップしています。旅先で飲んだことがあるワインを飲むと、その土地の記憶が甦るように、土地とワインの味とは密接につながっています。旅人が行き交う空港で醸されたワインで、大阪を味わい尽くしてみてください。

伊丹空港から半径50マイル以内の距離でとれた食材を使った、南イタリアスタイルの料理が提供されます。50マイル以内に含まれるのは京都や和歌山、淡路島など。まさに食材の宝庫です。

国内外の選りすぐりのワインがグラスで味わえます。「3種のタップワイン(各40ml)と3種の前菜のマリアージュセット」¥1,280(税込)

大阪エアポートワイナリー

大阪府豊中市蛍池西町3-555 大阪空港中央エリア3F
TEL:06-6152-5165
営業時間:11時〜23時 
無休
www.airportwinery.osaka