2015年も肉ブームの熱は冷めやらず、都内には肉料理を看板とするレストランが続々とオープンしています。熟成肉やアメリカンタイプのステーキハウスは大体制覇したという肉マニアの興味は、最近、和牛に戻りつつある傾向。そこで、注目を浴びているのが、2月に赤坂にオープンした「ニクバル CARNIVOR（カーニヴォ）」です。

その特徴は、山形県「田村畜産」から山形黒毛和牛を一頭買いして仕入れ、旨みを最もシンプルかつ最大限に感じることができる「網焼き」で提供していること。バルのように気軽に利用できる価格帯も、人気の秘訣です。

メニューはコースが３種類（3800円〜5800円）で、アラカルトも豊富。一頭買いだからこそ可能な希少部位も取り揃えており、4800円以上のコースでは、メインの「黒毛和牛の網焼き」の部位を選択することが可能です。モモ、トモサンカク、リブロース、サーロイン、イチボなど、部位のバリエーションの豊富さは焼肉店さながら。それというのも、焼肉のフランチャイズチェーン店を全国規模で展開する（株）ヤクニックが経営母体だからです。黒毛和牛の網焼きには、香草ポテトフライとともに「焼きブドウ」が付け合わせられ、ワインと抜群の相性です。

きめ細かなサシの入った黒毛和牛は、食べた瞬間に笑みがこぼれる王道の味わい。気のおけない相手と、“ニクバル”で気軽に楽しんでみてはいかがでしょうか？ （小松めぐみ）