日替わり餃子、中身はなんと廃棄食品⁉
BERLIN ベルリン

日替わり餃子、中身はなんと廃棄食品⁉

文:河内秀子

皮も具もソースも自家製。具に合わせて皮を変えている。いろいろな味を試してほしいので1個から提供。1個1ユーロ〜photograph by Gianni Plescia

年間1800万tもの食品ロスが、大きな問題となっているドイツ。2030年までに半減させる目標を掲げ、街には廃棄食品を減らす“フードレスキュー”のアイデアが次々と生まれている。
飲食店が集まるクロイツベルク地区にオープンした「ディングスダムス・ダンプリング」は、廃棄食品を材料に活かしたダンプリング(餃子)の店。形や色が悪かったり、包装が破損していたりする難あり食材でも、刻んで餃子の皮で包めば気にならない! というわけだ。仕入れが予測できないことを逆手に取り、ポテトサラダやソーセージ、ザワークラウト、リンゴを使ったデザート風など、多彩な具のメニューを日替わりで提供。連日通う人もいる盛況ぶりだ。

DingsDums Dumplings

Wiener Strasse 34, 10999 Berlin 
最寄り駅:GÖRLITZER BAHNHOF
営業時間:12時〜 24時 
休日:月〜水、日 


日替わり餃子、中身はなんと廃棄食品⁉