「オニツカタイガー」が世に出した、記念碑的"バッシュ―"がグレードアップ

  • 写真:加藤佳男
  • 文:小暮昌弘

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写真・加藤佳男 文・小暮昌弘
TREND | 2019SS/029

「オニツカタイガー」が世に出した、記念碑的"バッシュ―"がグレードアップ

ONITSUKA TIGER / OK Basketball MT

こちらはハイカットモデルで、他にローカットモデルもラインアップ。¥9,720(税込)/オニツカタイガー(オニツカタイガーお客様相談室TEL:0120-504-630)

スニーカーブランドのオニツカタイガーが創業されたのは1949年。翌年、ファーストモデルとして誕生したのがミドルカットのバスケットボールシューズです。創業者鬼塚喜八郎は、タコの吸盤を見て、グリップが強い、くぼみの深いソールを考案したと言います。今年創業70周年を記念して、そのモデルをベースにした「OK BASKETBALL MT」が誕生しました。フォルムからアッパー素材、ステッチなど、当時の面影を忠実に再現しています。しかしデザインやディテールは当時を彷彿させつつも、履き心地は現代的にアッデート。クッション性と反発性を備えた成形インソールを採用し、快適性を向上させました。記念碑的なバスケ靴が正常進化した、魅力あふれる一足なのです。

サイドに入ったラバーパッチもファーストモデルのイメージに近づけたデザインに。白のアッパーにあえて白のパッチというのも洒落ています。シュータンの「Tigerロゴ」は、このモデル用に製作されたスペシャル版です。

ラウンドしたつま先のフォルムは当時のモデルのデザインをベースにしたものです。つま先のラバーの形状も独特。オニツカタイガーの記念碑的なモデル、佇まいを現代に巧みに再現しています。