「ザ・ロウ」から待望のメンズラインが登場!日本製のジャケットなどが「ドーバー ストリート マーケット ギンザ」に並びます。

  • 文:海老原光宏

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待望のメンズコレクションのアイコンとなるアイテムは、日本で仕立てられたスーツです。

アシュリー&メアリー=ケイト・オルセンが手がけるラグジュアリーブランド、「ザ・ロウ」。本物を知る彼女たちが生み出す上質でエレガントなコレクションは、多くの女性たちを魅了してきました。このテイストでメンズラインがつくられたらどうなるのか……? とても興味を引かれるところでしたが、そのメンズコレクションがついに登場! 「ドーバー ストリート マーケット ギンザ」3階の期間限定ストアで、2018年の年末まで販売しています。

ファーストコレクションの内容はというと、スーツ、ステンカラー&ダブルブレストコート、レザーブルゾン、ドレスシャツ、カシミア100%のニット、ストレッチデニム、Tシャツなどベーシックなメンズのワードローブが揃います。注目は、アイコンとするテーラードジャケットが日本製であること。テーラリングといえばイギリス製やイタリア製を思い浮かべますが、日本の仕立て力も素晴らしいもの。ゴージの位置が少し下にあり、ラペルは細め、シルエットはノーマルと、究極にミニマルかつベーシックなデザインです。

また去る10月25日までは、ドーバー ストリート マーケット ギンザ1階のエレファントスペースにて、建築家のジャン・プルーヴェにインスパイアされたインスタレーションも開催。プルーヴェが1944 年に、戦火の被災者たちに新しい住居を与えるためにつくった作品『6x9 デマウンタブルハウス(組み立て住宅)』の構造物である ”コンパス” を、ザ・ロウのブランドアイコンのマルゴーバッグとともに展示するというものです。‟コンパス”とは、住宅の中核となり、構造全体を支えるコンパス型のフレームを指します。このブランドのアティチュードを表現するように、空間構成はミニマル。エレファントスペースに常設される巨大な象のオブジェと‟コンパス”、マルゴーバッグが並ぶ、インパクトのある展示となりました。ブランドの精神やクオリティをアートで表現するかのような、ザ・ロウの佇まい。今後はメンズラインからも目が離せません。

ドーバー ストリート マーケット ギンザの期間限定ストアオープンに合わせて、1階のエレファントスペースの空間を使って写真のマルゴーバッグを使ったインスタレーションも行われました。

「ザ・ロウ」 期間限定ストア
開催期間:2018年10月17日(水)~ 2018年末予定
開催場所:ドーバー ストリート マーケット ギンザ
東京都中央区銀座6-9-5 3F

●ザ・ロウ・ジャパン 
TEL:03-4400-2656