外出着からルームウエア、アンダーウエア、タオル、ルーム・ファブリックスプレーまで揃え、豊かな生活をトータルでサポートする「スキンアウェア(SkinAware)」。このブランドのメンズウエアには、大きな特長がふたつあります。
まずひとつめは、都会的なデザインであること。ベースは機能的なワークウエアで、すっきりとクリーンにアップデートされています。袖を通した時、やわらかく身体に馴染み、心地よい気分になれる上質な日常着です。そしてふたつめの、最大といえる特長は、オーガニック素材が使われていること。スキンアウェアには、「身体に優しく、原料の生産者や生産環境(地球)にも優しい素材を使い、かつファッション性の高いアイテムをつくる」という理念があります。これはメンズウエアだけでなく、どのアイテムにも共通する考え方です。
使われるオーガニックコットンは、世界基準の「GOTS(Global Organic Textile Standard)」認定を受けたものばかり。GOTSに認定されるには、生産者を支援するフェアトレード(公正取引)も行われていなければなりません。スキンアウェアが思い描くストーリーには、アレルギー対策にもつながる「着る安心感」に加え、「つくることの意義」も含まれているのです。
コーヒーやチョコレートといった食品の世界では、オーガニックやフェアトレードの概念がポピュラーになりましたが、ファッションではまだマイナーなのが現状です。そのような中でスキンアウェアは、2018年3月末にグランドオープンした商業施設「東京ミッドタウン日比谷」に、ブランドの全貌を伝える初のオンリーショップを誕生させました。「お洒落な服だと思って手にしたら、実はオーガニック素材だった」というように、このブランドの理念を後から知るファンもこれから増えていくことでしょう。
オーガニックの可能性を追い求めて。
2014年にリローンチされたスキンアウェアの人気に火がついたのは、ウィメンズのランジェリーでした。百貨店やセレクトショップなどで取り扱われ、肌に優しいのに色彩豊かで華やかな下着というこれまでになかったアイテムに、目の肥えた大人の女性が飛び付きました。片やメンズのアンダーウエアは、シンプル・イズ・ベストのミニマルなデザイン。ブランドのロゴが表に付いていない高級アンダーウエアは、ありそうでないものです。「こんな下着がほしかった!」、と膝を打つ男性は多いのではないでしょうか。
淡い色が美しい薄手のTシャツは、染めの原料に秘密があります。ブラウンの染料はコーヒーで、グリーンはレタスです。食品メーカーの生産工程で生じた廃棄予定の農作物が、原料として使われました。こうした廃棄予定の食材を利用する活動をしている「フードテキスタイル」とのコラボレートにより、このTシャツが誕生しました。素材はもちろんオーガニックコットン。前後差を付けた形や、裾のスリットなどのディテールにもこだわったこのTシャツは、メッセージ性だけでなくファッション性の高さも特徴的です。
この3月にオープンした大型商業施設「東京ミッドタウン日比谷」に、スキンアウェアが初出店しました。通路に面した間口の広い開放的な店構えの中に、メンズ、ウィメンズ、ユニセックスアイテムがずらりと並べられています。フルラインが一同に介した店はここだけですから、足を運ぶ価値ありです。服やパジャマ類はほとんどがラックにかかっているため手に取りやすく、カジュアルな気分で買い物を愉しめます。
SkinAware TEL:03-6434-9005
http://skin-aware.com