リモワの定番ラゲージの新色が、冒険の旅への憧れを生みそうな予感!

  • 文:高橋一史

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新色を纏ったリモワ「エッセンシャル」のラゲージシリーズ。小「キャビン」¥83,600(税込)、中「チェックインL」¥108,900(税込)、大「トランク プラス」¥133,100(税込)。

リモワを代表する歴史的なモデルは、シルバーに輝く重厚なアルミ合金ラゲージのシリーズ「オリジナル」だ。越境して都市から都市へと渡り歩くビジネスパーソンの佇まいに、これほど適したラゲージもないだろう。片やもうひとつの現代的な主力ラインが、軽量で柔軟なポリカーボネートのシリーズ「エッセンシャル」。こちらは老若男女が日常生活で使いやすく、カジュアルに仕上げられている。スニーカーを愛用する快適志向の人にちょうどいいモデルだ。

ここに紹介するラゲージは、9月3日(木)に発売されたエッセンシャルの2タイプの新色。華やかさと落ち着きとを兼ね備えた個性派だ。「派手すぎず普通すぎず、洒落たもの」を好む層にぴったりの色である。名称はカーキが「カクタス」、ピンクが「デザートローズ」。

カクタスとはサボテンのこと。デザートローズはバラの花に似た砂漠にできる石の結晶を意味する。両色ともにアメリカ南西部のモハーヴェ砂漠から着想されたデザインなのだ。デザートローズの色は、夕日が砂漠に反射した様子が表現されているという。ハンドルから各パーツに至るまで同色で揃えられた配色は、モードファッションや現代彫刻に通じるコンテンポラリーなもの。リモワはドイツの老舗メーカーだが、2017年より多数のモードブランドを擁するLVMHグループに属している。ドイツらしい質実剛健なモノづくりにファッション性がプラスされ、注目度も年々うなぎ登りだ。

残念ながらコロナ禍が収束しない現在、このラゲージを海外に持っていく日はまだ先になりそうだ。それでも長く巣ごもりして暮らしていると、冒険心を誘うこんなアイテムを手に入れて気分を明るくしたくなる。まずは、家族で近場のキャンプ場などに出かける際に使うのもいいだろう。長時間のフライトにも耐える真の実力を発揮させるのは、大手を振って旅する時まで待ってからでも遅くない。

左が甘さを控えた大人っぽいピンクのデザートローズ、右が軍モノの雰囲気もありオトコ心をくすぐるカクタス。2点ともに「キャビン」サイズ(H55×W39×D23cm)。

色は砂漠のシーンに着想を得て選ばれた。両色ともに男女を問わず使えるジェンダーレスデザインなのも現代的な発想だ。

iPhone 11 Proと同Maxの2タイプ用のiPhoneケースも2色同時リリース。価格はどのモデルも一律で¥11,000(税込)。

●リモワ クライアントサービス
TEL:072-994-5522
www.rimowa.com