ポップス界の巨人がこよなく愛した、英国紳士に必須のカバ...

ポップス界の巨人がこよなく愛した、英国紳士に必須のカバートコート【加藤和彦編】

文:小暮昌弘(LOST & FOUND) 写真:宇田川 淳 スタイリング:井藤成一
イラスト:Naoki Shoji

加藤和彦──1965年、「ザ・フォーク・クルセダーズ」を結成し、67年に自主制作でレコーディングした『帰って来たヨッパライ』がミリオンセラーを記録するビッグヒットに。72年にはリーダーとして「サディスティック・ミカ・バンド」を結成し、日本のバンドとしては初の全英ツアーを行った。その後はソロアーティストとして数々のアルバムを発表するだけでなく、作曲家としても活躍。吉田拓郎、泉谷しげるなどの楽曲やアルバムのプロデューサーを務め、『パッチギ!』(2005年)では映画音楽まで手がけた才人である。まさに日本のポップス界の巨人ともいうべき存在だったが、加藤は音楽だけでなく衣・食・住、ライフスタイルすべてにこだわりを持っていた人物でもあった。それぞれに高い見識を持ち、独自の流儀を貫き、なおかつすべてが格好よかった。まさに日本では希有なマルチアーティスト。今回はそんな加藤和彦がこだわったファッションアイテムについて語る。

ブリティッシュスタイルを体現するテーラー、バタクで創業以来オーダーが絶えないのが、このカバートコートというモデル。1863年に創業された老舗「ハリソンズ オブ エジンバラ」で織られた「カバートクロス」などを使い、本格的なデザイン、ディテールのコートをオーダーで仕立てることができる。オーダー価格 ¥198,000〜(税込)/バタク

1973年、リリースされたばかりの「サディスティック・ミカ・バンド」のファーストアルバムを持って、ロンドンに出かけた加藤和彦。その時にスローン・スクエアで見かけたロールスロイスが忘れられず、作家・景山民夫を伴って再びロンドンに出かけ、1万2000ポンドで購入する。1ドル=360円の固定相場、1...

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