マーティの母、ロレインが一目ぼれしたカルバン・クラインのボクサーパンツ

  • 文:小暮昌弘(LOST & FOUND)
  • 写真:宇田川 淳
  • スタイリング:井藤成一

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マーティの母、ロレインが一目ぼれしたカルバン・クラインのボクサーパンツ

文:小暮昌弘(LOST & FOUND) 写真:宇田川 淳 スタイリング:井藤成一

映画に登場したのは薄いパープルだったが、現在展開しているコレクションの中にはもっと濃いパープルが登場。モデル名は「ICON COTTON」。素材はコットン93%にエラスティックが7%入って、フィット感は抜群だ。ウエストバンドに入ったブランド名もモダンさを醸し出している。¥4,400(税込)/カルバン・クライン アンダーウェア

1作目の『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(85年)で、カリフォルニア州のヒルバレーに住む高校生のマーティ(マイケル・J・フォックス)がタイムスリップしたのが、1955年11月5日。場所は同じくヒルバレーだった。実はこの55年は父ジョージと母ロレインが結婚するきっかけとなった年で、ロレインの父親がジョージをクルマではねてしまい、救護のため自宅に運ばれた際にロレインがひと目惚れして2人は結婚するはずだった。ところが未来からやってきたマーティが木から落下した父ジョージを助けてしまったために、父の身代わりとして事故に遭う。そこでロレインの家に運び込まれ、母ロレインに出会ってしまうのだ。

「寝てなくちゃダメよカルバン。頭を打っているんだから」と目が覚めたマーティにロレインは話す。いつの間にかマーティのジーンズを脱がしたロレインは、マーティがはいていたアンダーウェアに入った「CALVIN KLEIN」のブランド名を見て、彼の名前を「カルバン」と勘違いしてしまう。さらには「紫の下着なんて初めて見た、カルバン」と、ロレインは未来の息子に恋心を抱いてしまったのだ。しかし、それではマーティはこの世に存在しないことになってしまう。そこでマーティが2人の恋の架け橋となるために奔走する…というのが1作目の基本ストーリーだが、ロレインがマーティに恋するきっかけとなったのが、カルバン・クライン アンダーウェアのボクサーパンツなのだ。

1942年にニューヨークのブロンクスで生まれたカルバン・クラインは、68年にレディースウエアをスタートさせた。カルバン・クライン アンダーウェアが誕生したのが81年だから、マーティがタイムスリップした55年のロレインにとってはまだ未知のブランドであったわけだ。映画でマーティがはいたのはラベンダー風の薄い紫。それでもロレインの目を奪うには十分セクシーであったに違いない。

このボクサーパンツに目を奪われたのはロレインだけではない。官能的でボディコンシャスなアンダーウェアとして、21世紀を迎えたいまでも世界中の男性を魅了し、愛用されている。

ウエストのバンドに加え、生地の裏側にもブランド名が入っている。素材はソフトで滑らかで履き心地がよい。

丁寧な縫製で、しかも立体的なカッティングになっているところもカルバン・クライン アンダーウェアの大きな特徴だ。人気の理由がここにもある。

カルバン・クライン アンダーウェアの定番的なアイテム「モダンコットン」のボクサーパンツ。通気性がよくサポート力のあるコットンストレッチ素材「コンツアーポーチ」が、安定したはき心地を約束してくれる。¥3,300(税込)/カルバン・クライン アンダーウェア

問い合わせ先/カルバン・クライン カスタマーサービス TEL.0120-657-889

https://www.calvinklein.com/jp/ja/underwear/