スティーブ・マックイーンが愛した大人の定番、「バブアー...

スティーブ・マックイーンが愛した大人の定番。

文:小暮 昌弘 写真:宇田川 淳 スタイリング:井藤 成一
イラスト:Naoki Shoji

第3回 「バブアー インターナショナル」

50歳という若さでこの世を去って38年が経ったいまでも、スティーブ・マックイーンは私たちにとって、永遠不滅のスタイルアイコンです。まさに、「キング・オブ・クール」。端正な顔立ちとルックスのよさ、映画のなかでスーツからカジュアルまで見事に着こなす彼の姿に誰もが憧れました。そんな彼が愛したワードローブの中から5アイテムを厳選して紹介します。第3回でご紹介するのは、スピード狂として知られた彼がクルマやバイクのレースに参加するときに着用していた、英国王室御用達でもある「バブアー インターナショナル」です。

素材、ディテールなどの大きな変化はないが、最新モデルはSL(スリムフィット)として、モダンなテイストに。¥64,800/バブアー(バブアー渋谷店)

スティーブ・マックイーンは、スピード狂として知られていました。クルマからバイク、飛行機までなんでも操り、『大脱走』(63年)でバイクに乗ってドイツ兵から逃れるシーンはスタントマンなしに撮影したそうです。
1964年、当時の東ドイツ・エアフルトで開かれた有名なバイクレース、インターナショナル・シックスデイズ・エンデューロに、マックイーンは公式なアメリカチームの一員として出場しました。そのときに着ていたジャケットが、英国の老舗「バブアー」の「 インターナショナル」です。バブアーは1894年、英国北東部のサウスシールズで創業された老舗アウターメーカーです。創業者はジョン・バブアー。彼がつくったオイルドクロスが北海で働く船員や作業員用のジャケットに採用されたことから「バブアー」は世界的に有名になり、いまでは英国のアウトドアライフを体現するブランドへと成長し、日本でも人気です。1936年に開発されたバイカーズ用のジャケットで、フロントにマチ付きの大型ポケットが4つ設けられ、ウエストベルトでジャケットをフィットさせるデザインが特徴です。素材はもちろん同社の定番、オイルドクロス。このレースにマックイーンが参加したときには、胸にアメリカ国旗のワッペンを付けていました。

襟元の裏地は肌触りを考慮して、コーデュロイが使われています。内側はシックなチェック柄で、襟元の織りネームには3つの英国王室御用達マークが付いています。

スタンドカラーの襟はストラップを留めれば、風が襟元に入ってきません。バイカーズジャケットとしての機能を備えています。

フロントはダブルで防寒対策は十分。リングジップなので、手袋をしたままでも開け閉めが可能です。

問い合わせ先/バブアー渋谷店
TEL:03-6450-5993


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