「オニツカタイガー 表参道 NIPPON MADE」で、稀有なスニーカーブランドの足跡を目の当たりにする。

  • 写真:鈴木奈保子

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写真:鈴木奈保子

「オニツカタイガー 表参道 NIPPON MADE」で、稀有なスニーカーブランドの足跡を目の当たりにする。

オニツカタイガー 表参道 NIPPON MADE
表参道
スニーカーショップ
ニッポンメイド専門店
アーカイブの展示も楽しめる

表参道にあるオニツカタイガーの店舗は、当店を含め3店舗となる。隣接する3店で幅広いラインアップを取り揃え、発祥の地・日本の旗艦店としての役割を担う。

世界の名だたるセレブからも愛される、日本発祥のスニーカー「オニツカタイガー」。同ブランドの中でも高い人気を誇るのが、日本のモノづくりをテーマにした「ニッポンメイド」。そのニッポンメイドを専門に取り扱う表参道の店舗がリニューアルオープンした。広々とした1階のフロアでは、側面のストライプをすべて刺繍で仕上げたモデルや、日本の伝統工芸の技法が施されたモデルなど、職人の手仕事を活かしたアイテムを吟味しよう。

2階はミュージアムになっており、オニツカタイガーの歴史的名作を展示している。ブランド発展の礎となった初代バスケットボールシューズや、南極観測隊に支給された断熱ブーツ、2019年末に話題をさらった山下智久とのコラボモデルなど、興味をそそるものばかり。スニーカーを眺めるうちに、つい長居してしまうこと間違いなしだ。

障子から漏れる明かりに照らされたような、白を基調とした広々とした店内。商品を陳列している中央の什器は、危険木として伐採された樹木を再利用、商品づくりから一貫するサステイナビリティを表現している。

2階ではオニツカタイガーの名作スニーカーが30足ほど展示されている。こちらは1970年代にアメリカ市場限定で販売された「コルテッツ」(現在は「タイガー コルセア」として販売)。歴史的モデルを間近で眺められる、スニーカー好きにはたまらない空間だ。