広尾にオープンした「オールド イングランド」で、時代を超えるパリのトラッドを身に纏う。

  • 写真:鈴木奈保子

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写真:鈴木奈保子

広尾にオープンした「オールド イングランド」で、時代を超えるパリのトラッドを身に纏う。

オールド イングランド 広尾店
広尾
フレンチ・トラッドの老舗の旗艦店
ゆったり寛げるショッピングカウンター
セレクトアイテムも揃う

外苑西通りに面した広尾プラザの1階にオープン。シーズンごとに変わるウィンドーのディスプレイもパリ風。駅からのアクセスも抜群だ。

パリで1867年にセレクトショップとしてオープン、ジャン・コクトーなど名だたる洒落者に愛されてきた歴史をもつ「オールド イングランド」。トラッド・スタイルをパリ流に解釈し、品質にこだわるアイテムが特徴だ。メンズとレディスの両ラインを揃える旗艦店が今冬、広尾にオープンした。

メンズラインでは、細かなチェック柄の入ったジャケットやトラウザーズ、カラフルなダッフルコートやブルゾン、ニットが並び、単調になりがちな冬の装いを華やかに盛り上げてくれる。カジュアルなアイテムにも、チェンジポケットなどのディテールが洒落気を添え、まさにフレンチ・トラッドらしい趣向に。名門ファクトリー「ジョシュアエリス」の生地をはじめとした、上質な素材を使ったアイテムは着心地も最高だ。オールド イングランド以外にもバブアーやジョンストンズなどのセレクトアイテムも揃い、コーディネートの選択肢も広がる。店内のカウンターでは、椅子に座って寛ぎながらジャケットなどのオーダーも可能だ。

高い天井と奥行きを併せもつ店内のいたるところに、フランスのアーティストによる作品があり、店舗入り口にはブランドのヒストリーを感じる資料が飾られる。パリで買い付けたヴィンテージ・ジュエリー、マルセイユ発のリコーヌの石鹸など、フランスを感じるアイテムも豊富に揃っている。レディスの商品もバラエティ豊かな同店にカップルで訪れ、相手への贈り物を選び合うのも楽しい時間だろう。

正面入り口から右側には接客カウンターが広がる。カッシーナによるピエール・ジャンヌレのオマージュ「キャピトルコンプレックス」コレクションのチェアが目を引く。店舗左側にメンズラインが中心的に展示されている。

コーデュロイのブルゾンと大胆なチェックのマフラーの組み合わせで、ちょっとした散歩でも気分が上がるだろう。右ポケット内側についたチェンジポケットがアクセントを生む。ハンチング¥8,580、ブルゾン¥64,900、マフラー¥33,000、ニット¥20,900(すべて税込)

シックなチェックのジャケットに、単色の鮮やかなニットソーのプルオーバーとカーディガンを合わせる。幅広のハットが落ち着いた気品を添える。ハット¥27,500、ジャケット¥75,900、ニットソー カーディガン¥22,000、ニットソー プルオーバー¥17,600(すべて税込)