「ルイ・ヴィトン」の期間限定ポップアップストアが、伊勢丹新宿店メンズ館1階にオープンしました。伊勢丹では2回目となるポップアップは、藤原ヒロシが主催するクリエイティブチーム「フラグメントデザイン」とのコラボレーションです。

場所は、メンズ館の正面玄関を入ってすぐ左手にあります。藤原ヒロシがディレクションするコンセプトストア「ザ・パーキング」を思わせる、フロストガラスや剥き出しのコンクリートが使われた内装に、「ルイ・ヴィトン」の今秋冬のアイコニックモチーフのひとつである”横顔の線画”のグラフィックが、アーティスティックに彩りを添えます。

そんな店内には、2016-17年秋冬のメンズ・コレクションに加え、メンズのアーティスティック・ディレクターであるキム・ジョーンズと藤原ヒロシがともにつくり上げた”ここでしか買えない”限定アイテムも陳列されています。

「ルイ・ヴィトン」と「フラグメントデザイン」の2つのロゴが刻印されたレザーグッズをはじめ、Tシャツやポロシャツなどが揃います。なかでも特筆すべきは「モノグラム・エクリプス」という、まったくあたらしいモノグラムコレクション。ブラックレザーにグレーのLVモノグラムが陰影のコントラストをつける、大人でシックなコレクションです。こちらは、定番のボストンやメッセンジャーバッグなどが展開されます。

オープン当日のレセプションでは、「藤原ヒロシさんは私が学生だった頃からの友人です。昨年のポップアップストアの成功を受けて、今回はまた違う見せ方をしたいと思いました」と、語ったキム・ジョーンズ。藤原さんは「キムとは、いつコラボしてもおかしくなかったのですが、このタイミングで出来たことを光栄に思います」と応えました。

すでに限定アイテムは完売多数の模様。ですが、空間を楽しむだけでも、足を運ぶ価値アリです。世界的にも例を見ない、ファッションと百貨店の可能性を押し広げる、珠玉のコラボレーションとなっています。（森下隆太）