ワニマークが大集合!自らを “パロる” ラコステのデザイン力に脱帽。

ワニマークが大集合!自らを “パロる” ラコステのデザイン力に脱帽。

文:高橋一史

ワニマークが大集合!自らを “パロる” ラコステのデザイン力に脱帽。

鹿の子素材の長袖ポロシャツ ¥22,000(税込)

2016年にアメリカ人ファッションデザイナーのアレキサンダー・ワンが「アディダス」とコラボして、クラシックな三つ葉マークの上下を反転させた新マークつきのコレクションをつくった。いじれない普遍的な領域とも思えたアイコンマークを変貌させたチャレンジ精神はまさしく衝撃だった。19年には「ナイキ」がラッパーのトラヴィス・スコットとコラボし、スウッシュマークを反転させたエアジョーダンをつくり話題をさらった。あらゆるデザインが出尽くしたと言われる現在、歴史のあるブランドが保守に走らず自らを切り崩す姿勢を見せているのが面白い。実はここに挙げた両ブランドの試みには、ひとつの共通点がある。それは、人とのコラボということ。アイディアをコラボ相手とブランドのどちらが出したかはともかく、結果的にブランドは「軽い浮気」という、ある種の “言い訳” ができる構造になっている。

このたびフランスの老舗「ラコステ」が展開する冬のホリデーコレクション「クロコ マジック(CROCO MAGIC)」も、多くの人を笑顔にさせる大胆なデザインだ。なんとアイコンのワニが大集合して身を寄せ、皆が一斉に前に突き進んでいる。まるで渡り鳥や小魚の大群のごとく、集合体が一個の大きなワニのカタチになっている。それがラコステのシンボルであるポロシャツの胸につけられたのだ。自らをパロディにしたような、素晴らしいデザインセンスである。

さらにこれがコラボでなく、ブランド本体のコレクションという点も重要だ。コラボアイテムは製造工程も材料の調達も手間がかかるため、生産数が限られる。意図せずともわずかな限定品になり、一瞬で完売することが多い。それが通常アイテムであれば製造ラインが安定し、数を確保しやすくなる。ただし今回のクロコ マジックは、クリスマスから新年にかけてのシーズン限定だ。

いまやヨーロッパのハイブランドも、伝統のロゴフォントを次々に変え始めている。昨年の18年だけでも「セリーヌ」「ベルルッティ」「バーバリー」などが、クラシックな書体からモダンなサンセリフ体にロゴをアレンジした。彼らは図案でなく文字を変えたが、「守りに入らない」がファッション界の共通テーマなのだろう。各ブランドがこれからも刺激的なアイテムを生み出してくれることを願ってやまない。

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本格的な刺繍ワッペンによるワニの大集合!

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スポーティーなグレーの半袖ポロシャツ ¥20,900(税込)

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巨大なワニがインパクト抜群のスウェットシャツ ¥29,700(税込)

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小ワニが集って文字になったウール✕コットンのセーター ¥33,000(税込)

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オーセンティックなボディを持つ半袖ポロシャツの色バリエーションは、このレッド、ネイビー、グレーの3色 ¥20,900(税込)

クロコ マジックの発売は、11月14日(木)から。

問い合わせ先/ラコステお客様センター
TEL:0120-37-0202
www.lacoste.jp


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