いま着たいのはジージャン! 「リーバイス®」がこんなに進化してるなんて。

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    構成、文:高橋一史
    写真:宇田川 淳

    Vol.57 いま着たいのはジージャン! 「リーバイス®」がこんなに進化してるなんて。

    Levi's®

    皆さんはデニムという素材がお好きですか? 近頃人気が再燃し、大人よりむしろ若い世代に注目されています。ただしここで「デニムがイケてるなら」と、穿き古した5ポケットジーンズをタンスの奥から引っ張り出そうとしたあなた、ちょっとお待ちを! イマどきなデニムは、ルーツのワークウエアとは遠く離れた存在になっています。トレンドに敏感な高円寺や下北沢の古着屋では1980~90年代がヒット中で、「ポップ」「デザイナーズ」「ヒップホップ」「ストリート」といったテイストが席巻中。多く取扱われているのは、80年代に流行したケミカルウォッシュに代表されるクセのあるアイテムです。

    そんないま、脚光を浴びているのがジージャン(デニムジャケット)。クラシックな5ポケットジーンズを洒落て穿くのが難しい時代において、ジージャンなら新鮮な着こなしができます。流行が続くワイドパンツのトップには着丈が短い上着がハマり、着回しも自在です。全身をダボッとさせる着こなしのときは、ジージャンの形は肩を落としたオーバーサイズを選びましょう。クールな印象にしたいなら逆にタイトなものを着て、ボトムをルーズにすると大人なバランスになります。一方でパンツをスリムにする若々しい着方を狙うなら、ジージャンをビッグにして上下にメリハリをつけるのがコーデのお約束です。

    今回掲載するジャケットは、王道「リーバイス®」の最新コレクションからのセレクト。どれもアップデートされた新しいデザインです。しかも凝ったつくりながら1万円強で購入でき、気軽にいまの時代感を味わえるのも高ポイント。上写真右のアイテムは、まさしく古着のリメイク感覚。伝統のジージャンと90年代的なトラックジャケットとを融合させたデザインです。上半身が黒ナイロンの切り返しで、フロント開閉は赤いファスナー。バッグを背負ったときに擦れる箇所がタフなナイロンになっているので、実用面でも理に適った服です。大きめサイズを肩を落として着るとサマになるはず。

    続けて、写真左のグレージャケットを解説します。

    ジージャン型のジャケットの素材はなんとニット。先端のスポーツウエアのように部位ごとに網目を変えるテクニックが使われています。ブランドの赤タグすらも編みで表現する凝り具合です。裾のサイドポケットはファスナーつきで、胸のフラップポケットもトリミングがスポーツウエア仕様。さらに各ボタンはつけ外しやすいスナップタイプ。どこを見ても “現代” なこのジャケットは、リバイバルしたライン、「リーバイス® エンジニアード・ジーンズ™」の1モデルです。

    ジャケット ¥15,120(税込)/リーバイス®(リーバイ・ストラウス ジャパン TEL:0120-099-501)

    このセットアップもニットジャケットと同様に、1999年に誕生して2019年に甦った「リーバイス® エンジニアード・ジーンズ™」の新アイテム。同ラインのルーツは、人体工学に基づく立体裁断で一世風靡した「リーバイス®レッド」にあります。ジャケットもパンツも、素材が12.68オンスの薄手で伸縮性があり着用感が快適。右のバギーなテーパードパンツと同じように左のジャケットもゆったりとした形で、現在のファッションスタイルに即しています。

    ジャケット ¥15,120(税込)、パンツ ¥12,960(税込)/リーバイス®(リーバイ・ストラウス ジャパン TEL:0120-099-501)

    春や秋にはアウターとして、冬はコートのインナーにシャツ感覚で着られるジージャンは、一着持っていて損ナシの便利アイテムです!

    記事冒頭右のジャケットは、高いクオリティを保証する「リーバイス® プレミアム」の1アイテム。
    記事冒頭右のジャケット ¥12,960(税込)、左のグレージャケット  ¥15,120(税込)/ともにリーバイス®(リーバイ・ストラウス ジャパン TEL:0120-099-501)