手に入れたい“大人スニーカー”をついに発見! イタリアンエッセンスを日本の製靴技術で表現する手づくりスニーカーの愉楽とは。

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    ムーンスターの久留米工場では縫製から一足一足、手作業で製靴が行われます。「立体」である足を「平面」である布やレザーでうまく包み込むためには「曲面を立体的に縫う」という熟練の手仕事が欠かせません。その仕上がりは工場見学者を一様に驚嘆させます、とのこと。

    大人のカジュアルコーデに欠かせないアイテムといえば、シンプルなスニーカーは外せません。大人気の「スタンスミス」に「VANS」、「ジャックパーセル」などなど幅広い年齢層に好かれる理由は、どんな服にも合わせやすいのと、素材感の良さがそれとなく伝わってくるから。そんな素材感に、さらに仕立ての良さを加えるとどうなるでしょう。

    最近業界問わずよく聞く言葉に「Japan Made」がありますが、KAPPAのスニーカーはまさにそこに日本製ならではの、仕立ての良さが加えられます。それもそのはず、彼らの「メイド・イン・ジャパン」プロダクトのスニーカーは、その作業のあらゆる工程が手作業で行われ、日本の靴職人の技が注ぎ込まれているのです。KAPPAのスニーカーを製造しているのは日本のシューズメーカー、ムーンスター。かつては“月星”と呼ばれ、学校の室内履きや体育シューズで馴じみ深い“あのメーカー”なのです。

    KAPPAのスニーカー品質を支える製法として、代表的なのはバルカナイズ製法とインジェクション製法が挙げられます。どちらも海外発の製靴技術ですが、職人の技術を必要としている上に高いコストがたたって今では海外ブランドが、自社ブランドの製造をムーンスターに依頼してくるほどの人気ぶり。KAPPAのスニーカーシリーズは、イタリアのスポーツメーカーKAPPAのアイデンティティであるサッカーのスパイクの足型からフォルムをとり、デザインされています。

    イタリアのブランド力と、日本の製靴技術が生み出したコラボレーションは「Japan Made」の波に乗って、いま大きな注目を集めています。スニーカーが好きなら、一度は履いてみたい逸品と言えるでしょう。(青木雄介)

    バルカナイズ製法では、加硫缶と呼ばれる釜に靴を入れ120℃で70分間、熱と圧力を加えます。この工程を「加硫」と呼びます。生ゴムの中に配合した硫黄が化学反応を起こし、粘土のような生ゴムの状態から、“変形しても、ちゃんと元のかたちに戻る”というゴム本来の性質を得られます。

    特におすすめしたいのが「Japan Made」の珠玉といいたい定番のASSO。素材感と仕立ての良さはほかのシンプルスニーカーを圧倒します。アッパー素材は厳選したしぼ感の違うレザー、ライニングには初期のサッカースパイクに多く用いられたピッグスキンレザーとシンセティックレザーを採用。履けば履くほど足になじむバルカナイズ製法の良さも体感できます。「Asso / Made in Japan」¥18,360

    問い合わせ先/ムーンスター カスタマーセンター
    TEL:0800-800-1792

    http://www.kappa-footwear.com/