4月に新社会人になる人も、異動で高級スーツを新調する人も、服は英国ブランドにこだわる人も、テーラー仕立てに目がない人も、「やっぱりイタリア」って人も、みなさん見逃せないビッグニュースです！　東京の百貨店業界で、紳士服部門の売上の約3割を占めるほど支持されている「伊勢丹新宿店メンズ館」が、スーツや高級インポートウェアを扱う4階、5階を大きくリモデルして本日オープン。今朝の開店前にマスコミにお披露目された新フロアの様子を、いち早くお伝えいたします。

まずはフロアの印象から。世界屈指のインポートを揃えた4階「インターナショナルラグジュアリー」も、ビジネスコンシャスな5階「ビジネスクロージング」も、服の存在感が際立つ、居心地のいい空間になりました。まるで一軒家のよう、というと大げさですが、ゆっくりと歩き回りたくなる温もり感が漂っています。ところどころにソファーや椅子、テーブルが置かれており、腰を下ろして各ブランドの凝ったディスプレイを眺めたり、伊勢丹が「スタイリスト」と呼ぶ販売スタッフとの会話を楽しめる工夫が随所に施されています。単に服を並べるだけでなく、各々のライフスタイルが表現されているのです。
品揃えのポイントを見てみましょう。4階はラグジュアリーブランドをさらに充実させ、「ブリオーニ」「エルメネジルド ゼニア」「ジョルジオ アルマーニ」「ダンヒル」などが個性を主張しています。「ニュー＆リングウッド」ら正統派の英国服を提案する売り場ができたのも英国ファンにはうれしいニュース。「オーダーメイド」のセクションでは、ガラスの奥で職人が作業をしている様子も見られます。
5階でとくに人気を呼びそうなのは、新誕生した「イセタンメンズ」レーベルのスーツ。専用の売り場も用意され、ウール・モヘア素材の２ピーススーツ（￥79,800）を始めとする上質な仕立てのクロージングが並びます。ほかにも「テーラー＆カッター」や「テーラーケイド」らの日本人テーラーの技術を追求したイージーオーダー「メイド トゥ メジャー」にもより力が入れられ、パーソナルな服を求める近年のニーズに対応させています。

「世界No.1のライフスタイルストアを目指す」と豪語するだけあって、誕生から10年が過ぎた伊勢丹新宿店メンズ館は、さすがの気合満載。なお「伊勢丹新宿店本館」でも5階「リビングフロア」がリモデルして、ファッションフロアと同様のプロモーションスペース「パーク」が登場しました。メンズ館はもちろんのこと、こちらの売り場も要チェックです！（写真ともに　高橋一史）