素肌にウール、の新習慣。アイスブレーカーのリネン混ウールTシャツで涼しく優雅な日々を。

  • 文:高橋一史

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メリノウール54%、リネン46%の素材比率で、上品かつ涼しい新発想のTシャツ。

冬には毎日着るのに夏になるとウールの服を選ばなくなるのは、「羊の毛=暖かい」というイメージからだろうか。たっぷりとしたニットや分厚いツイード生地は、身体で温められた熱を外に逃さないから確かに暖かい。だがウールには、夏にこそ役立つ優れた特性がたくさんある。

まず注目すべきは天然の防臭効果だ。汗をかくシーズンでもウールなら何日も着続けられるほど臭いにくい。水分をよく吸収し、気候の変化に応じて発散して体温を適温に調整する力もある。これはハイテク繊維でも及ばない能力で、近年ではスポーツウエアでもウールを見直す動きが広がっている。さらに、汚れがつきにくいのも大きなメリット。表面にだけ付着して内部に染み込みにくいから、簡単な水洗いですっきりして長年着続けられる。

まさしく夏こそ活用したい素材なのだが、高温多湿な日本ではムレやすいのも事実。そこでニュージーランドのアイスブレーカーの出番となる。自国の高品質なメリノウールを活用したアイテムを手掛ける同ブランドが、植物性素材のリネン(亜麻)を約半分混ぜた新製品を登場させた。リネンは通気性がいいうえに、水分を素早く吸収して速乾する素材。頑丈で、水に濡れるとより頑丈さがアップする特殊な性質も併せもつ。ウールの欠点である水濡れ時の弱さをもリネンで補ったこの新素材「メリノリネン」がこのたび、Tシャツ、ポロシャツ、長袖ニットなどに採用された。冬服と違って薄手で涼しさをより実感できるだろう。もちろん家庭での洗濯もOKだ。

シワになっても復元し、伸び縮みして美しいドレープも出るウールは、見た目にもコットンを上回る優雅さがある。襟周りもクタッとならずにシャープな状態が維持される。これまで着ていた夏服をネクストレベルに引き上げる、大人好みのデイリーウエアにトライしてはいかがだろうか。

Tシャツは記事冒頭写真のものも含め、くすんだシックな色合い。各¥11,000(税込)

ポロシャツは絶妙な色違い。メリノリネンの製品はどれもメランジのスポーティな色だ。各¥16,500(税込)

春や秋に着たいサマーセーターは、袖も裾もリブなしで長袖Tシャツ風。各¥18,700(税込)

問い合わせ先/ゴールドウイン カスタマーサービスセンター
TEL:0120-307-560
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