世界中の地方や民族の伝統柄をモチーフにしたり、現代アーティストにデザインを依頼したりと、バラエティあふれる柄が揃うエルメスのスカーフ。今回登場した新作の限定商品は、現在、品川の原美術館にて個展を開催中の作家、ニコラ ビュフの手によるものです。
ビュフは、2012 年にパリのシャトレ座で上演されたオペラ「オルランド」のアートディレクションで高い評価を得たフランス人作家で、現在は、東京に住んでいます。彼のインスピレーション源は、ルネッサンスやバロックなどのヨーロッパの伝統文化と、子どもの頃から夢中になった日本やアメリカのマンガやアニメ、ビデオゲームなどのサブカルチャー。西洋と東洋、伝統と現代を融合した、壮麗で軽やかな作品を生み出しています。ビュフは美術界のみならず、舞台、ファッションなどさまざまな分野で評価され、新進気鋭の現代作家として注目されているのです。
彼がエルメスのためにデザインしたスカーフは、全4色。ブラック、レッド、ブルー、グリーンと、アニメやマンガを連想させるような色遣いをベースに、バロック風の装飾でデフォルメされた愛らしいキャラクターが描かれています。現在、オンラインブティックで先行販売中で、5月3日（土）より銀座店でも発売される予定です。 （Pen編集部）