このサンダル、只者ではない。デサント オルテラインとスイコックの巧みの技がここに集結。

  • 文:高橋一史

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デサント オルテラインとスイコックがコラボした新作サンダル「KISEE-DSV(キシーディーエスブイ)」。ウレタン素材のライナーソックスを取り外して個別に着用できる。 ¥41,800(税込)

さまざまなオケージョンに対応する新作サンダル「KISEE-DSV」が、2021年3月5日(金)より「デサント ブラン」全店で発売される。足元が寒いときはスニーカーとしてライナーソックスを取り付けて履く。暖かいときは外すことでスポーツサンダルにトランスフォーム。ライナーソックスだけを室内でルームシューズ代わりに履くのもいい。外に出るときはそのままサンダルに足を入れて歩いていける。アウトドアでテントから出入りするときに便利な一足だが、家と外とがシームレスにつながるステイホームの現在の日常生活にも大いに役立ちそうだ。

スポーツウエアのデサント オルテラインと、スポーツサンダルのスイコックがコラボレートしたモデルである。デサント オルテラインは、10年の第21回冬季オリンピックで日本代表選手団のオフィシャルウエアになった「水沢ダウン」で知られる、デサントのフラッグシップブランド。一方のスイコックは、近年のスポサンブームで俄然注目されるようになったサンダルブランドだ。ファッション性が高く、海外でも大手ラグジュアリーECサイトの「ファーフェッチ」「マッチズファッション」などで取り扱われる数少ない日本ブランドのひとつにもなっている。

スイコックの大きな特徴は、イタリアのビブラム社と共同開発した世界初のビブラム製フットベッド(足裏部分)にある。素足で履き街中に出ると、歩き疲れが少ないことに驚かされるだろう。簡素に思えながら、都会の固いアスファルトに負けない足に優しいつくりなのである。このたびのKISEE-DSVでもそのフットベッドが採用されている。アッパーのベルトの着脱パーツは、デサントが誇る「ブロックフィットアジャスター」。ベルクロのようなバリバリとした音が出ず、素早く着脱できる機構である。

脱ぎ履きの動作も、ルックスもスマートなこのサンダルの色は、掲載のブラックのみ。同色のブランドロゴも派手に主張せず、通年で大人が愛用するのにふさわしいストイックな佇まいも大きな魅力だ。

ソックスライナーを外すとスポサンに早変わりする。細かな凹凸のついたアッパー裏の「ブロックフィットアジャスター」は、水に濡れてもホールド力を保つ優れたパーツだ。

足裏にフィットさせる形状のフットベッドは、ビブラム社とスイコックが共同開発したオリジナル。サンダルのサイズは、8(26cm)〜11(29cm)の1cm刻みの4サイズ展開。

ここに採用されたアウトソールは、トレンド感のあるボリューミーなシャークソール。サメの歯に似ていることから命名されたソールである。

問い合わせ先/デサント ブラン 代官山
TEL:03-6416-5989
https://allterrain.descente.com