究極の"着るギア"、黒の限定「水沢ダウン」に注ぎ込まれた、最新テクノロジーを見よ!

  • 文:高橋一史

Share:

「デサント オルテライン」のダウンジャケット、「水沢ダウン」の5周年記念モデル。¥159,840

黒一色のこのダウンジャケットには、シンプルな見た目からは想像がつかない最新テクノロジーが詰め込まれています。アウトドアでも街中でも寒さと雨風から身体を守る、究極のギアと言えるでしょう。

機能的な服に目がない男性に人気の、「デサント オルテライン(DESCENTE ALLTERRAIN)」。「水沢ダウン」は、スキーウェアで名高い「デサント」の岩手県・水沢の自社工場の名を冠した、国内製造の特別なダウンジャケットです。他社のダウンジャケットに差をつける最大の特徴は、雨風に強い「防水性能」があること。一般的にダウンウェアは、羽毛を詰めた小袋(ダウンパック)を表地と裏地の間に入れ、生地をキルティング状に縫い合わせます。表面が波打つような構造になっているのはそのためです。縫い目から水が侵入するため、ダウンウェアは水濡れに弱いのですが、デサントはその問題を克服しました。

2010年、冬季バンクーバーオリンピックの日本代表選手団のために、生地を熱圧着して内部にダウンを仕込む技術をデサントが開発し、ダウンを固定するための縫製を必要としないダウンウェアを完成させました。その後の12年、ハイクラスな全方位的・全地形的なスポーツウェアとして、水沢ダウンを主力商品とするデサント オルテラインが誕生。17年で5周年を迎え、記念としてここに掲載している数量限定モデルが発表されました。国内では直営店と、「ジャーナル スタンダード」の一部店舗で10月27日(金)より販売されます。

誕生から5年が経ち、さらなる進化を遂げた特別な一着です。機能の詳細は各写真のキャプションをご覧ください。ほかにも記念モデルとして、シェルジャケット(最下段写真2点)、シェルパンツ、バックパックも展開されています。着た時のカッコよさも世界レベルな、デサント オルテラインの機能美をどうぞお見逃しなく。

ベースの型は、初期から人気が続くハイスペックな「マウンテニア」。内側のファスナーを開けて広げることでフードになる「パラフード」システム、脇下のファスナー開閉のベンチレーション、保温素材「HEAT NAVI」の裏地、二重になったフロントファスナーをメッシュ生地付きの内側で閉めることで余計な熱や汗の蒸気を逃がす構造など、従来品の優れた機能は継続。

新しくサイドにダイヤル式の「BOAクロージャーシステム」を搭載。服の内部にワイヤーが仕込まれ、ダイヤルをカチカチと回すことでワイヤーが締まり身頃が身体にフィット。熱を外に逃さない最適な状態で保温できます。

カフはベルクロやボタンでなく、最新の「ブロックフィットアジャスター」を採用。雨に濡れても固定力が衰えません。服の本体生地も最新の、「スキーマテック」。二層構造でストレッチ性があり、部分的にコーデュラ©ナイロンを織り込んだ特殊素材です。ダメージを受けやすい肩や肘などにコーデュラ©ナイロンの部分が配され、バックパックなどでの擦れによるダメージから服を保護。

薄手の防水シェルジャケット。水沢ダウンと同様の素材を使い、着用時のダメージを最小限に。¥88,560

「BOAクロージャーシステム」は、デサント オルテラインの多くのフードに採用されています。風が強い時やさまざまな頭の形に合わせ、ダイヤル回転でフィット感を調整可能。ダイヤルを持ち上げれば一瞬で解除でき、フードを素早く元の状態に戻せます。

問い合わせ先/デサント ブラン代官山店
TEL:03-6416-5989
www.descente.com/allterrain

ジャーナルスタンダード表参道店
TEL:03-6418-7961