冬の装いをカラフルに彩る、ボッテガ・ヴェネタのラバーブーツ

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Vol.47 写真:若林武志 文:森下隆太

冬の装いをカラフルに彩る、ボッテガ・ヴェネタのラバーブーツ

カラバリはキウィ(イエローグリーン)やブラック、フォンダンテ(ブラウン)など全5色。サイドにはウェーブラインがあしらってあり、オールラバーの素材にメリハリをつける。

ご存じの方がほとんどだと思うが、ボッテガ・ヴェネタの歴史を改めておさらいすると、創業は1966年、イタリア北部のヴェネト州で産声をあげた。レザーを手作業にて編み込んだ「イントレチャート」が代名詞である。昨年には数々の世界的なメゾンで経験を積んだ気鋭デザイナー、ダニエル・リーをクリエイティブ・ディレクターに迎えて新スタートを切った。

プレタポルテもさることながら、とりわけ批評家・顧客受けがいいのがシューズやバッグなどの小物類である。レディースで火がついた「ザ・ポーチ」をはじめ、最近ではイントレチャートをビッグパターンで解釈したトートやショルダーバッグなども登場し、こちらはファッショニスタの間で男女問わず高い人気を博している。

今回ピックアップしたラバーブーツは、ランウェイでもとりわけ目を引いた逸品。ガーデニングブーツから着想を得ており、ボリューミーなシルエットが特徴で、存在感は抜群。とかく沈みがちな冬の装いに明るいインパクトを与えてくれる。やや攻めたデザインだが、気負う必要はない。チノパンやデニムにさらっと合わせるだけでいい。きれいめなトラウザーズなどでめかしこむよりも、いつもの装いにプラスしてあげれば、足元だけ外した洒落の効いたコーディネイトになる。発色も豊かで、目にも楽しげだ。

ちなみに、去る10月30日には新たなボッテガ・ヴェネタの旗艦店「ボッテガ・ヴェネタ 表参道フラッグシップ」がプレオープンを迎えた。デューン(サンドベージュ)は同店のみでしか手に入らない限定商品。旗艦店とともに、チェックしたいアイテムである。


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装いのアクセントとしては唯一無二。他にはないデザインで特別感がある。素材には、生分解可能な素材を用いた、サステナブルなラバーブーツだ。

ソールもイントレチャートのような格子柄になっていて、細部までこだわりが。また、縫い目が一切ないのもポイントで、これによりミニマルなムードがグッと高まっている。

実は履き心地も上々である。ラバー自体が軽量で、ライニングは別布が貼ってあり肌当たりがいい。加えてご覧のレザーのインソールが敷いてあり、歩行時の安定性を高めてくれる。

Bottega Veneta ラバーブーツ
【価格】¥75,900(税込)
【素材】生分解性ラバー
【問い合わせ先】ボッテガ・ヴェネタ ジャパン
TEL:0120-60-1966
冬の装いをカラフルに彩る、ボッテガ・ヴェネタのラバーブーツ