旬のクリエイターとの多様なコラボで、一歩先のムーブメントを発信する「ティーハウス ニューバランス」

  • 写真:鈴木奈保子

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写真:鈴木奈保子

旬のクリエイターとの多様なコラボで、一歩先のムーブメントを発信する「ティーハウス ニューバランス」

川越に残された築122年の蔵の一部を移動し、鉄骨の建物の中に組み直した空間。建築家の長坂常が手がけている。

日本橋浜町にオープンした「ティーハウス ニューバランス」は、これまでのニューバランスの店舗とはコンセプトが全く異なる。まず、スニーカーに特化していない。ニューバランスの名品M1300で初の日本製(完売済み)といった限定スニーカーから、イラストレーター秋山貴世のグラフィックをプリントと刺繍で表現したTシャツ、高台にM1300のソールのパターンを施した陶芸家の高田志保によるオリジナルの器、さらには静岡県藤枝で100年続く茶農家のオリジナルブランドNAKAMURAとコラボレーションした「MACHA STICK&POUCH SET」まで展開。ライフスタイル全般に関わるアイテムを厳選して並べている。

注目したいのは、毎月さまざまな分野のクリエイターとともに行うインスタレーション。8月中旬に発売される新作スニーカーからインスピレーションを得て現代アーティストの玉山拓郎がインスタレーションを行うという。もはやスニーカーという枠を超え、最前線で活躍するクリエイターとの多様な試みを発信する同店。“いま”を感じさせる新たなプロダクトや体験が、ここから生まれ続けるだろう。

飾りも看板もない、無機質な白壁にポツンと現れる小さな入り口。扉の先には想像を超えた空間が広がっている。

NAKAMURAと開発した専用ケース付きの「MACHA STICK&POUCH SET」。抹茶5本セットで¥2,200(税込)。陶芸家の高田志保とのコラボレーションによる器は、すべて高台の裏側にソールのパターンが施されている。左から、裏返したプレート¥4,400(税込)、墨入りカップ(小)¥3,850(税込)、カップの下のプレート¥4,400(税込)