「ディオール オム」がストリートに目を向けるとこうなる...

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Vol.13 写真:森山将人(mili)  文:森下隆太

「ディオール オム」がストリートに目を向けるとこうなる! “デカロゴ”が主張する、大人のためのナップサック

センターを横切るレザーのテープがシックなナップサック。よく見るとテープの上下で素材が変わっています。大きなロゴは存在感大で、長めのドローコードがモードな趣。

ディオール オムの根底には、古きよき”テーラード”への矜持があります。だからこそ、どんなに流行りのテイストを取り入れても、軸にある”男らしさ”はブレることがありません。その証として、ここ数年のファーストルックのすべてがセットアップ(しかも上下同色)で構成されています。今季もまた然りで、直線的なモチーフを随所にちりばめた、マスキュリニティを強く感じるアイテムが揃います。

この直接的なモチーフは、アーティスティック ディレクターであるクリス・ヴァン・アッシュの得意とするところ。ボックスシルエットと言い換えてもいいでしょう。今回ピックアップしたバックパックも、その延長にあると言えます。円筒形のナップサックをベースにしていますが、形崩れしにくい高密度ナイロンにより、ゆるやかな長方形を形成しています。

背中に触れる部分はメッシュ素材で機能性を追求。身体にフィットするだけでなく、スポーティなムードを強調します。ショルダーストラップの裏側にもメッシュ素材が採用され、軽やかな背負い心地。

まず目を引くのが”HARDIOR”の文字。これは今季のテーマのひとつである”ハードコア”をもじったもの。キャッチーなロゴは、トレンドのメインストリームである「90s」へのディオールらしい回答です。ただし、それをそのまま引用するのではなく、ブランド名にひっかけてあるというところに、メゾンブランドならではの遊び心が表れています。

ロゴはフルグレインのカーフスキンを使用。ホワイトの糸でボディに縫い付け、コントラストを利かせています。また、上下にめぐらせたレザーコードはスケートボードを吊るためのディテールを思わせ、ストリートのムードを後押し。背面には、巾着部分とは別にタブレット端末の収納に適したポケットも配備してあります。

コーディネートに若々しいスパイスを与えつつ、バックパックとしての機能も充分。欲張りな大人にこそ、ハードに使ってもらいたい男のバッグです。

ボディには、なめらかな光沢がラグジュアリーな質感を生む高密度ナイロンを使用。レザーやメッシュなど、素材を巧みにミックスさせることで、モードな”違和感”を生み出しています。

巾着型のメインコンパートメントはモノをガンガン入れるのに適したつくり。背面に設けられたポケットは、ノートPCなどの薄型ガジェットを入れるのに最適です。

ディオール オム “HARDIOR”バックパック
【価格】¥195,000(税込)
【素材】ナイロン、レザー
【サイズ】W41×H47×D13cm
【問い合わせ先】クリスチャン ディオール TEL:0120-02-1947
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