新生「カルバン クライン」は、ラフ・シモンズと創業者の美学がギュッと詰まった、このリュックに注目を。

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    NEWSな服&小物

    Vol.15写真:森山将人(mili) 文:森下隆太

    新生「カルバン クライン」は、ラフ・シモンズと創業者の美学がギュッと詰まった、このリュックに注目を。

    ブラック×シルバーのストイックな色づかいに、オレンジのレザーパッチがモードなスパイスとして利いています。デザインはシンプルで使い勝手に優れ、デイリーユースにぴったりのバックパックです。

    2017~18年秋冬コレクションから新たなスタートを切った「カルバン クライン」。チーフ・クリエイティブ・オフィサーにラフ・シモンズを迎え、ブランドのイメージは大きく変わり始めています。世界中のファッションラバーが見守ったこのシーズンのコレクションは、ブランド生誕の地”アメリカ”への敬意や憧憬といったものを強く感じさせるアイテムが多数登場しています。ラフ・シモンズ自身が、「さまざまな個性、さまざまな個人が一体となったもの」と語るように、ウエスタンやプレッピー、ビジネスマンなど、多種多様なスタイルやカルチャーが渾然一体となったコレクションには新鮮さがあふれています。

    今回はそんな新コレクションから、バックパックをご紹介します。ナイロンキャンバスをベースに、鮮やかなレザーのロゴパッチがアクセントとなった逸品です。

    レザーパッチには「カルバン クライン」の歴史を物語る一文が。本社があるニューヨーク西39番地205のアドレスが刻まれ、ブランドのアイデンティティを感じさせます。

    15インチのノートパソコンがすっぽりと納まる大きさ。開口部は丸みを帯び、底部は自立するようスクエアにデザインされています。どんなスタイルとも相性がいい絶妙なボリューム感とシルエットで、オレンジのロゴパッチと大きめのジップがその存在を際立たせます。フロントに配されたポケットはボディの半分以上を覆い、収納力に加えてモダンなデザインとしても機能しています。全体に漂うミニマルなムードからは、創業者であるカルバン・クライン氏へのオマージュを感じます。

    新しくなったブランドロゴにも注目してください。デザインを手がけたのはグラフィック・デザイン界の巨匠、ピーター・サヴィル。ニュー・オーダーやジョイ・ディヴィジョンなどのアートワークをはじめ、アドビシステムズの企業デザインなども手がけ、現代を代表するアートディレクターのひとりです。ミニマルな世界観に拍車をかける、シンプルを極めたロゴとなっています。

    ファーストコレクションのアイテムは、時間が経っても”最初である”ことの魅力が損なわれることがありませんし、話題性も高く、なによりコーディネートの華となります。ファンならずとも手に入れたい、記念すべき逸品です。

    メインコンパートメントは一層ですが、背面にメッシュ地のポケットが付いているためノートパソコンやガジェット類などの収納に役立ちます。開口部が大きく開くのも嬉しい点です。

    ジップの留め具としてブロック状のキーロックが付いています。迫力あるシルバーの塊で、無垢な光沢がそこはかとない色気を醸し出します。

    CALVIN KLEIN 205W39NYC バックパック
    【価格】¥59,400(税込)
    【素材】ナイロン
    【サイズ】W30×H40×D13cm
    【問い合わせ先】ドーバー ストリート マーケット ギンザ
    TEL:03-6228-5080