シワになりにくいカシミア! トラベルジャケットの決定版...

NEWSな服&小物

Vol.08 写真:森山将人(mili)  文:森下隆太

大きな2つのパッチポケットが付き、カジュアルな趣も兼ね備えたジャケット。滑らかな光沢の生地と確かな縫製技術により、とびきりラグジュアリーなトラベルアイテムが誕生しました。

「エルメネジルド ゼニア」の2017年秋冬コレクションにおける最大のニュースは、なんといってもアレッサンドロ・サルトリ氏の帰還でしょう。同氏は2003年から2011年までセカンドラインである「Z ゼニア」のクリエイティブ・ディレクターを務めました。そして今秋冬から「エルメネジルド ゼニア グループ」のアーティスティック・ディレクターに就任。今年の1月に行われたランウェイショーは、トレンドに根ざしつつも、改めて世界最高峰の生地メーカーであることを示すものでした。と、前置きが長くなりましたが、今回チョイスしたジャケットはそんな秋冬コレクションから発売される最初のワードローブとなります。

トロリと滑るような肌触り。カシミアにシルクを混紡した素材はまるで”第2の皮膚”かのよう。実はこれ、エフォートレスな着心地を追求した「セカンドスキン」と呼ばれるカプセルコレクションからリリースされたもの。シーズン問わずに年中活躍する、旅にふさわしい快適さと上品さを追求しています。

9割、カシミア。トロンとした肌ざわりで、一見して高級感がわかります。上質な素材感はそのままに、シルクを混紡することでシワになりにくい生地に。

これまで多くのサプライヤーがトラベル向けにジャケットを作ってきました。ですが、さすがはゼニア。そんじょそこらのそれとはものが違います。通常、ポリエステルなどの化学繊維を混紡して作られることが多いトラベルジャケットですが、それをすべて天然繊維で作製。カシミアで仕立てるという心意気がなんともラグジュアリーであり、生地はひと目で高級感を訴えかけてきます。もちろんシワにもなりにくい。くしゃくしゃっと無造作にバッグに締まっても、ハンガーにかけて数分後にはシワが取れています。

シルエットは昨今のトレンドにも通じるリラックスフィット。エレガントで品のある見た目は、シーンに関わらず(オフィスでも、カフェでも)、立ち振る舞いに威厳を与えてくれることでしょう。また、縫製の美しさは言わずもがな。ラペルやフロントカットなどの身頃の主要な部分はハンドステッチが入り、技術の高さがうかがえます。

ご覧のダークネイビーのほかにも、ビキューナ、アフリカンアース(赤茶)をカラバリとしてラインナップ。見た目も着心地も妥協しない、現代的なジェットセッターにこそお薦めしたい逸品です。

ラペルまわりはハンドステッチ仕上げ。フロントカットは織り込むのではなく、生地同士を縫い合わせることでまるでパッカリングのような独特な風合いが楽しめます。

ふんわりとした袖付けは、ギャザーを寄せたマニカカミーチャ仕様。ナポリシャツに見られるようなクラシカルディテールが、かえっていまっぽい印象です。

エルメネジルド ゼニア  トラベルジャケット
【価格】¥427,680
【素材】カシミア/シルク
【問い合わせ先】ゼニア カスタマーサービス TEL:03-5114-5300
シワになりにくいカシミア! トラベルジャケットの決定版...

次号予告

ブルックス ブラザーズから始まった定番スタイル

やっぱり、アメトラでいこう。