実は英国贔屓だった!? ディオールを再発見。

  • 文:宮田華子

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LONDONロンドン

実は英国贔屓だった!? ディオールを再発見。

文:宮田華子

パリで開催されていた大回顧展をもとに再構成した展覧会。マーガレット王女が着用したドレスは今回が初登場だ。photo:ADRIEN DIRAND

パリで大成功を収めた『クリスチャン・ディオール:夢のデザイナー展』が、パワーアップしてヴィクトリア&アルバート博物館に登場。開幕後19日でチケットが完売し、会期が延長されたが、延長分も瞬く間に完売した。『アレキサンダー・マックイーン展』が記録した同館の最多入場者数49万3043人を塗り替える勢いだ。
見どころは、今回新たに加わった「ディオール・イン・ブリテン」のセクション。パリの印象が強いディオールだが、実はイギリスとの関係は深い。英王室や貴族のドレスを数多く手がけ、英国製ファブリックを採用するなど英国贔屓だった一面を紹介している。予約は完売したが、当日券は毎朝販売中なのでチェックを。

Victoria & Albert Museum

Cromwell Road, London, SW7 2RL
最寄り駅:SOUTH KENSINGTON
TEL:020-7942-2000
開館時間:10時~17時45分(金曜日は22時まで)※展覧会への入場は閉館の15分前まで
無休
料金:一般20~24ポンド
※開催中~9/1まで
www.vam.ac.uk