物議を醸した新国立競技場をデザイン、建築家「ザハ・ハディド」の展覧会は12月23日まで。

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    『ヘイダル・アリエフ・センター』バクー 2007-2012 竣工
    <font size="1">photo: Iwan Baan © Zaha Hadid Architects</font>

    2020年に開催される東京オリンピックのメイン会場となる新国立競技場。その国際デザインコンクールで彼女の案が1等に選ばれ物議を醸したことでも、一般的に注目を集めることになったイラクの建築家ザハ・ハディド。日本では初の大規模個展になる『ザハ・ハディド』展が、東京オペラシティアートギャラリーで12月23日まで開催中です。

    指輪やブレスレットなどの装飾品、食器、家具、照明器具などプロダクト・デザインから、都市計画といった大きな規模のプロジェクトまで、スケールを自在に行き来するザハ。一貫しているのは、周囲のエネルギーを自然に取り込み、新しい流れを作り出すといった“流動性のあるデザイン”です。ペインティングやドローイングなど初期の仕事から、代表作の模型や映像、そして新国立競技場のコンクール応募案から最新の計画まで。ザハの建築を鑑賞しながら東京の近未来に思いを馳せるのも悪くありません。(Pen編集部)

    ザハ・ハディドはイラク・バグダッド出身で、英国建築協会付属建築学校(AAスクール)卒。現代の建築界を牽引する巨匠だ。
    <font size="1">photo: Brigitte Lacombe © Zaha Hadid Architects</font>

    『リバーサイド・ミュージアム』グラスゴー 2004-11 竣工
    <font size="1">photo: Hufton + Crow © Zaha Hadid Architects</font>

    『新国立競技場』東京 2012-
    <font size="1">© Zaha Hadid Architects</font>

    『ザハ・ハディド』
    10月18日(土)~ 12月23日(火・祝)

    東京オペラシティ アートギャラリー(3Fギャラリー1, 2)
    東京都新宿区西新宿3-20-2

    TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル)
    開館時間:11時~19時(金・土曜日は20時まで)最終入場は閉館30分前まで
    休館日:月曜 ※祝日の場合、翌火曜日、12月22日(月)は開館
    入館料:一般¥1,200 大・高生¥1,000 中学生以下無料
    www.operacity.jp/ag/exh169/j/introduction.php