建築家・長谷川豪氏の視点で、スイスデザインの核心を垣間見る。 「USMモジュラーファニチャー」のトークイベント

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    こちらはフランス、ボアブシェで行われたワークショップでの一場面。東京工業大学の大学院生と長谷川さん。

    東京を舞台に開催されるクリエイティブの祭典「東京デザインウィーク」のシーズンが、今年もやってきました。会期中には、国内外から業界関係者が東京に訪れるということもあって、会場以外の各所でも、デザイン業界と親和性の高いブランドが趣向を凝らしたイベントを開催し、感性を刺激されたり、貴重な情報を得るのに絶好の機会になっています。

    そんな要注目のイベントのひとつが、スイスを代表する家具メーカー「USMモジュラーファニチャー」が、丸の内のショールームに気鋭の若手建築家の長谷川豪氏を招いて開催するトークイベント。

    一体どんな内容なのかというと、タイムレスなデザインのシステムファニチャーで知られる同ブランドは、今年で50周年を迎え、これを記念する大規模なワークショップを、つい最近、本国で開催しました。これは、世界で活躍する7人の若手建築家やデザイナーを本国に招聘し、モジュラー自体のコンセプトをそれぞれのクリエイターの視点で見直すという試みで、参加者によるプロジェクトは、ミラノサローネで発表され、おおいに話題を呼びました。このワークショップの参加者のひとりとして白羽の矢が立ったのが、建築家の長谷川 豪氏と東京工業大学の大学院生によるチームだったのです。

    今回のトークイベントでは、長谷川さんが率いるチームが発表したプロジェクトの全貌を、作品のモックアップとともに展示。その上で、長谷川さん自身の言葉で、作品の制作プロセスや、スイスと日本の建築やデザインの関係性が語られる予定となっています。

    第一線で活躍する建築家の研ぎ澄まされた感性や視線に触れながら、スイスデザインを代表する「USMモジュラーファニチャー」社のデザイン哲学を垣間見ることのできるまたとないチャンス。先着50名の限定イベントなので、デザインに興味のある方はさっそく応募した方が懸命ですよ。(遠藤 匠)


    50周年を記念して、USMが世界で活躍する若手建築家・デザイナー7人をフランス・ボアブッシェに招聘。“モジュラー”というコンセプトをそれぞれが独自に見直して新たに表現するワークショップが行われました。これに、長谷川さんは東京工業大学の大学院生とチームを組んで参加しました。

    “RE THINK THE MODULAR”
    建築家・長谷川豪がUSMハラー誕生50周年記念ワークショップを語る

    開催日:2015年11月3日(祝・火) 13時~15時
    会場: USMモジュラーファニチャーショールーム
    千代田区丸の内2-1-1 丸の内MY PLAZA1・2F
    定員:先着50名
    参加方法:以下ウェブサイトより申し込み 

     events.usm.com/talk-event2015

    問い合わせ先/USMモジュラーファニチャーショールーム 
    TEL:03-5220-2221   
    www.usm.com

    ※このワークショップは、50周年のグローバルプロジェクト”RETHINK THE MODULAR”のなかの企画(ワークショップ)です。