ロンドン郊外のコテージホテルは、言うなれば「振り切った」会員制クラブ

    Share:

    19

    ロンドン郊外のコテージホテルは、言うなれば「振り切った」会員制クラブ

    ソーホー・ファームハウス(チッピング・ノートン)

    チッピング・ノートンは、ロンドンの中心から車で1時間半くらいのところにある自然が美しい街で、日本で言う軽井沢のようなロケーションです。

    このSoho Farmhouseは、会員制メンバーズクラブSoho Houseの一施設。
    近くにある自身の別荘に滞在し、食事をするためにここを訪れるという使い方をするメンバーも多くいるそうです。

    巨大な敷地内には、コテージやグランピングスタイルの宿泊施設の他に、さまざまなアクティビティスペースがあります。

    私は敷地の内外で1〜2時間ほど乗馬を楽しんだ後、「House Ride」という爆音の中インストラクターの指示で自転車を漕ぐワークアウトを体験しました(かなりキツかったです)。

    複数のレストランにパーティスペース、キッズパーク、プレイルームなどもあり、ホテルというよりは郊外型会員制クラブ。

    これまで数多くのSoho Houseを訪れ、その「振り切り方」はいろいろとインプットしてきたのですが、このSoho Farmhouseは振り切り方のレベルが他の施設より数段高いと思います。

    もし、こんな施設が日本にあったら……確実にメンバーになります。

    コテージは複数のタイプがありますが、どのタイプもそれなりに大きい。

    日本の郊外にもコテージタイプの宿泊施設はいくつかありますが、大体がコンサバティブというか、少しおとなしいかなという印象を受けます。

    それと比べると、ここはエンターテインメント要素も豊富で、規模感があって、ジムやレストランなどひとつひとつのコンテンツの質が高い。

    都内から近くて、
    お洒落で、
    質も高く、
    広くて、
    のんびりもできて、
    アクティブに動ける。

    そんなミニバケーション、というか、エスケープ感覚を味わえる場所が日本にも欲しいです。