100点満点のデザイン! ウォームカラーに満ちたモダンホテルがブリスベンに。

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    100点満点のデザイン! ウォームカラーに満ちたモダンホテルがブリスベンに。

    ザ・カリル・ホテル(ブリスベン)

    新たに私のお気に入りとなったブリスベンのホテル。

    スタッフは白、淡いピンク、そしてクリーム色を組み合わせたユニフォームを着用し、上品さを演出しています。オーストラリアのブランド、Bassike(ベイシーク)が手がけたこの制服を、働くスタッフたちみんなが上手に着こなしていて感心しました。

    ドアマンやカフェスタッフも白のバッシュを履いていながら、ラグジュアリーさを維持できています。感度が高い人なら、エントランスから圧倒的な雰囲気のよさに魅了されるでしょう。

    1階ロビーのウォームモダンなデザインがとても素晴らしく、エレベーターのファサードや外光を上手く利用した廊下など、こだわりが行き届いています。

    コンセプトは「都会の中で過ごせるリゾート」。

    各階の廊下には壁が無く、外気を取り入れファンを設置しているからか、本当にリゾートに来たかのような感覚を味わえる瞬間もあります。

    客室のデザインにも脱帽。

    まずフロアプランが素敵で、バス含めた水回りの配置や機能が優れています。モダンパステルの色使いやマテリアルの質感含め、100点満点と言ってもいいでしょう。アメニティ類やリネン系も、悔しくなるほど抜け目がありません。

    さらに、ロビーや部屋のドアノブ、バスなど施設内のあらゆる場所にアーチ状のデザインを取り入れ、ウォームモダンな雰囲気を醸し出しているのも特徴のひとつです。

    プールは程よく広く、音楽の選曲もよい。

    宿泊の際はプールビューでバルコニー付きの客室をおススメします。私が泊まったスイートには、ルーフトップにつながる外階段と、ブリスベンの街を一望でき、優雅な時間を過ごすのに最適な場所(チルスペース)がありました。


    このホテルは、お洒落な人々が集うフォーティテュード・ ヴァレーというエリアにあります。周りには地元ブランドのブティックやレストランが並び、ホテルの目の前にある「sAme sAme」というタイレストランでは最高の味と素晴らしい雰囲気を堪能できます。

    このホテルがある商業施設全体を地元の建築事務所、Richards & Spenceが一手に請け負っていることもあり、ランドスケープデザインに照明設計、ホテルのフロアゾーニングに至るまですべてが完璧でした。


    最高のステイで私のお気に入りとなったこの「ザ・カリル・ホテル」。
    ただひとつ残念なのは、ブリスベンに行く機会があまりないことです。