スタルクが手がけたウォーム感あるパリのホテルは、ルーフトップも抜群。

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    スタルクが手がけたウォーム感あるパリのホテルは、ルーフトップも抜群。

    ホテル・ブラック(パリ)

    2018年にパリ16区にできたフィリップ・スタルクが手がけたホテルで、TRUNK(HOTEL)のアトリエメンバーからレコメンドされて訪問しました。

    このホテルで印象的なのは、ルーフトップ。とても狭い屋上ながら、使い方が上手です。

    ルーフトップへは室外機に繋がる通路から登ります。「屋上へピクニックに行く」というテーマなのか、バスケットがたくさん置いてあり、スタッフがこのバスケットで食事などを運んでくれます。小さな菜園や鶏小屋、ジャクジーもあります。

    きちんとデザインされていて、とても狭く小さいけれどお洒落で使い勝手がよい工夫が施されていました。

    夜は満席なので、朝から昼にかけて行くのをお薦めします。テラスからエッフェル塔がとても綺麗に見えますよ。チルするには最高かもしれません。

    私が泊まった部屋はメゾネット風で、小さな階段がありました。パリのホテルはどこも狭い印象ですが、こちらのホテルは十分な広さがあります。

    デザインも落ち着いていて過ごしやすい。フィリップ・スタルクが最近手がけるデザインは、全体的にウォーム感を取り入れている印象があります。

    光沢を抑えたバスタブのマテリアルの感じが半端なくお洒落。マットな素材と大理石、真鍮との絶妙なバランスも素晴らしい。クローゼットの中のペイントやビーチサンダルのデザインなど、細部にもこだわりを感じられます。

    フロントは2階にあり、そこのテラスも雰囲気がよく、ビジネスの打ち合わせなどにも使いやすいです。同じフロアに会議室もあるので、クライアントとのミーティングの場としてもマッチしています。

    1階のレストランはいつでも賑わっていて、シェフのアダム・ベンタラが料理する地中海沿岸料理の数々が楽しめます。

    いまパリで話題のホテルなので、お洒落な人たちが集っています。是非ぜひ一度、訪ねてみてください。