ロンドンのモダンアールデコなホテルに、知られざるアングラ空間が……

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    ロンドンのモダンアールデコなホテルに、知られざるアングラ空間が……

    チルターン・ファイヤハウス(ロンドン)

    ホテリエ、アンドレ・バラージュが手がけ、2013年にロンドンにできた消防署をリノベしたホテル。オープン当時、早々に行きました。話題のホテルなのでセレブゲストに目がいきがちですが……スタッフの質が高いことに脱帽した記憶があります(オープンしたばかりなのにね)。

    ロンドンに住むSOHO HOUSE関係者の仲間から「来た時はぜひ〜」とおススメされたテラスにあるレストランは大変混んでいて、残念ながらここで食事はできませんでした。しかし、その友人がどうしても私を連れて来たかった場所はレストランでなく、Ladder Shedというラウンジだったそうです。お陰様でアフタヌーンカクテルを数杯飲み、贅沢な時間を過ごすことができました。

    ロンドン独特の雰囲気を醸し出す、年配のバーテンダーたちの接客と、モダンアールデコのインテリアがとてもマッチしています。狭いスペースだけれど窮屈には感じないし、お洒落なゲストも多いので飽きがこない。ラウンジのコーナーにはユニークなつくりの小さなスペースがあるので、席が空いていたらぜひ確保してみてください。個人的にはホールの女性スタッフらのユニフォームが好みでした。それぞれ色や形に若干違いがあるのが特徴的。

    ホテルの道路挟んだ向かいにセレクトショップ「TRUNK」があるので、ホテルに行く人は寄ってみてください。ちなみに私はジャケットを購入しました。

    そして、2019年6月に再訪。なんと知る人ぞ知る、隠れ場所を見つけました。

    地下にトイレがあるのですが、トイレの中にスピークイージーのような扉があり、その先に進むと喫煙もできる、ちょっとしたカオスなスペースがあるんです。上の優美なフロアとは180度異なった顔をしたアンダーグラウンドな雰囲気がありました。

    そのスペースを使って遊びを考える地元ヒップスター達も多いそうです。