亡命した巨匠建築家の名作が、最新技術で見事に甦った!

  • 文:河内秀子

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亡命した巨匠建築家の名作が、最新技術で見事に甦った!

文:河内秀子

(C)Simon Menges

モダニズム建築を代表するドイツの建築家、ルードヴィッヒ・ミース・ファン・デル・ローエ。第二次世界大戦前にアメリカに亡命、その後初となるドイツでの建築が、1968年に完成した「新ナショナルギャラリー」だ。大きなガラスファサードが印象的な建物は近代美術館として使われていたが、老朽化もあって2016年に閉館。それから5年間の改修期間を経て今年4月に完成した。

改修を担当したのは、英国人建築家のデイヴィッド・チッパーフィールド。3万5000個ものパーツを取り外して骨組みだけにして、断熱材や配線、換気システムなどを一新し、バリアフリーに。「見えない建築」として、チッパーフィールドの見事なアイデアと最新技術で美しく甦った。一般公開が待ち遠しい。



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