世界の二大怪獣王が、60年以上ぶりに再戦決定!

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    2014年に公開された渡辺謙主演の『GODZILLA』(c)Allstar/WARNER BROS./amanaimages

    2014年夏に公開され、全世界で大ヒットを記録した『GODZILLAゴジラ』。
    このハリウッド版怪獣王の周辺が、にわかに慌ただしくなっています。製作会社レジェンダリー・ピクチャーズの発表では、2018年公開予定の続編『GODZILLAゴジラ2』にモスラやラドン、キングギドラといった懐かしの日本製怪獣たちが大挙して出演するとのことですが、その話のスケールが拡大し始めています。

    レジェンダリーが、大手映画会社ユニバーサル・ピクチャーズと組んで、05年にリメイク版『キングコング』をヒットさせたのは記憶に新しいのではないでしょうか。ところが最近になって、レジェンダリーは、ユニバーサルとの提携を解消し、続編にあたる前日譚『Kong:Scull Island』を、『GODZILLAゴジラ』を共同製作したワーナー・ブラザースと制作すると発表したのです。

    ワーナーとレジェンダリーは、早速、ゴジラとコングの作品の世界観を統合することを打ち出し、17年公開予定の『Kong:Scull Island』には、渡辺謙が演じる芹沢博士が所属した秘密研究組織モナークが登場が決まりました。加えて、2020年公開を目指して、最新作『GODZILLA VS Kong』の制作を発表し、巨大スケールの「ゴジラユニバース」を構築する予定だとか。

    ただし、この世界が注目する夢の対決も1962年に東宝が製作した怪獣映画『キングコング対ゴジラ』のリメイク。レジェンダリー制作陣の、あふれる東宝怪獣映画LOVEが感じられる企画なのです。

    来年の東宝オリジナル版の新作『シン・ゴジラ』公開を皮切りに、東京オリンピックの20年まで、連続したゴジライヤーが続きそうな予感です。(幕田けいた)