この夏は、日本茶の新しいスタイルにチャレンジ!「茶方會(さぼえ)」の流儀でモダンなティータイムを。

  • 文:久保寺潤子

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日本茶の文化継承と創造を目指して創設された茶方會。オリジナルの道具とともに、日本茶の新しいスタイルを追求していくといいます。

和食料理店「八雲茶寮」や「HIGASHI-YAMA Tokyo」、和菓子店「HIGASHIYA」、プロダクトプランド「Sゝゝ[エス]」などを手がける会社、SIMPLICITY(シンプリシティ)代表の緒方慎一郎が、新しい日本茶の楽しみ方を提案する「茶方會(さぼえ)」というブランドを設立しました。

「ペットボトルのお茶が売り上げを伸ばしているのに対し、家でお茶を淹れる人が極端に減ってしまった。世界中のどこでも楽しめるような、現代にふさわしい日本茶の楽しみ方を提案したい」と語る緒方。誰もが簡単においしいお茶を楽しめるようにとの思いから、茶方會では新たな茶道具の開発も行っています。

たとえば、玉露を淹れるための機能と美しさを追求した茶器「宝瓶(ほうひん)」、急須の産地である愛知県常滑市で製作した「一文字急須」や「平急須(ひらきゅうす)」、茶の香りが際立つよう細長い形状に仕上げた「細長湯呑み」など、伝統的なアイテムをモダンなデザインに仕上げた茶器は、現代の生活シーンにも違和感なく溶け込みます。

2018年7月11日まで、そんな茶方會の茶道具が六本木のリビング・モティーフにて展示・販売されています。これからの季節にぴったりなガラスの冷茶器4種類も初お目見えするほか、菓子皿や菓子切り、季節にちなんだ和菓子や茶葉など、「和」のお茶時間を豊かに彩る商品がラインアップ。また、6月30日にはSゝゝ[エス]の茶道具を使って玉露と和菓子を味わうイベント「茶方會の茶を愉しむ会」が開催されます。青山にある「櫻井焙煎研究所」や「HIGASHIYA GINZA」でいただける、茶方會スタイルのお点前を体験できるイベントです。この夏は、自宅で優雅に美しく、お茶を淹れてみませんか?

茶葉の個性と旨味を引き出すのにふさわしい淹れ方と器を研究して生まれた道具は、無駄のない美しいデザインです。こちらは、玉露を淹れるための茶器。「宝瓶」各¥8,640(税込)

茶の香りが引き立つ「細長湯呑み」はオブジェのようにすっきりとした佇まい。各¥1,944(税込)

煎茶用の冷茶器「煎(せん)」は、底の部分に茶溜まりのくぼみがあり、繊細な香りを閉じ込めるための木蓋が付いています。¥10,260(税込、先行予約商品)

『Sゝゝ[エス] 茶道具展——茶の流儀 茶方會』

開催期間:2018年6月8日(金)~2018年7月11日(水)
開催場所:リビング・モティーフ
東京都港区六本木5-17-1 AXISビル 1F
TEL:03-3587-2784
営業時間:11時~19時
会期中入場無料
会期中無休

【イベント】茶方會の茶を愉しむ会

開催日時:2018年6月30日(土)11時30分〜12時30分、14時〜15時
定員:各回6名
会費:1名¥2,500(税込)
申し込み方法:名前、電話番号、希望人数を記入のうえ、
下記アドレスまでメールで申込みを。
lm-info@axisinc.co.jp