世話は楽しさと大変さが半々、
犬猫の保護施設を60歳までに実現したい。

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    28坂上 忍タレント

    世話は楽しさと大変さが半々、
    犬猫の保護施設を60歳までに実現したい。

    各界で活躍する方々に、それぞれのオンとオフ、よい時間の過ごし方などについて聞く連載「MY Relax Time」。第28回は、タレントの坂上忍さんです。俳優として長年ドラマや映画、舞台などに多数出演する一方、歌手、映画監督、エッセイストとしても活躍。近年は「バイキングMORE」「坂上どうぶつ王国」(ともにフジテレビ)などのTV番組MCとしてもおなじみです。

    写真:殿村誠士 構成:和田達彦

    坂上 忍(さかがみ・しのぶ)●1967年、東京都生まれ。3歳で劇団に入団し、72年にドラマ『下町かあさん』でデビュー。以後、数多くのドラマに出演し国民的子役となる。その後もドラマ、映画、舞台と多くの作品に出演し、97年には『30-thirty』で映画監督デビュー。2009年、キッズアクターズスクール「アヴァンセ」設立。近著に絵本『リクはよわくない』(インプレス)

    「バイキングMORE」の総合MCになってからは、当然仕事はそれを中心に回っている感じですね。僕は半分スタッフのような立場なので、毎日、放送が終わってスタジオを出た後もメールで翌日のネタの打ち合わせをしています。また司会としては、取り上げる情報について理解したうえで、自分の意見を言ったり、時には知っていることでも知らないふりをする必要がある。それに加えて出演するタレントさんや専門家の方がバランスよく発言できるように話をふって、放送の尺に収めないといけない。収録の場合は60点の出来のものを編集で70〜80点にすることができますが、生はそれがないので永遠に100点は無理。その分やりがいがあるかというと、これがなくて(笑)。大変さが勝っちゃう。ただ僕は求められているからやれているだけなんです。僕らはどうですかやりませんかと言われないと仕事がないので、そのことに対してありがたいという気持ちでやっています。

    仕事以外の時間の過ごし方は、犬猫の世話ですね。いまは千葉の自宅で犬12頭と猫4匹を飼っています。朝の散歩とご飯は僕の日課で、これをやらないと仕事にいっちゃダメだと決めているし、逆にこれをやるから気分よく仕事に行けるんです。動物の世話は楽しいですが、要介護犬もいるし、ただ楽しいばかりじゃない。楽しさと大変さが半々といった感じかな。僕は物事を逆算することが好きで、60歳までにどうやって芸能界からフェードアウトするかについてよく考えています。完全に身を引くか、役者の仕事だけ細々と続けるかはまだわからないですが、いずれにしてもその後は動物の世話をメインにすると決めています。現在、自費で犬猫の保護施設をつくっているところなのですが、寄付に頼らず、何かと連動させて回していけないか模索中。これも60歳までに実現したいですね。

    たばこは、僕にとって主食(笑)。いまだに1日5箱吸っています。毎朝起きると、まずたばこを吸いながらメールや新聞を読んで情報収集するのですが、いつもは僕がいると大騒ぎする犬たちも、なぜかその時だけは邪魔せず静かにしていてくれる。一番落ち着ける時間です。また生放送の時も、CMの間に喫煙所で一服。その間に何となく頭の中を整理します。カメラの前に立つことは、見られているという意識を働かせていないとできません。CM中は解放されますが、かといってのんびりはできない。そんなとき、僕にとってたばこはちょうどいい存在なんです。いまはたばこを取り巻く環境がどんどん変化していますね。吸える場所が少なくなったり、周りに配慮して、加熱式たばこのような新しいアイテムを手にする人もよく目にするようになった。僕は分煙の考えには大賛成です。多様性のある温かい社会であってほしいですね。

    坂上忍公式YouTubeチャンネル「坂上家のチャンネル」

    https://www.youtube.com/channel/UCUYk7t7glHFqIZ3rwN1dY6A

    問い合わせ先/JT

    www.jti.co.jp