超高齢社会を楽しく生き延びよ! 神戸で生まれた「ライフ・イズ・クリエイティブ展」が東京・神田で開催します。

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    自分の老後、不安ではないですか? 日本は世界でも類を見ないほどの「超高齢社会」、じつに「4人に1人が高齢者」です。18年後の2035年には33.4%と進み「3人に1人が高齢者」になるとか。仕事、健康、生き甲斐、年金と悩みはつきません。

    神戸三宮にあるデザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO)では、クリエイティブをキーワードにした、高齢者による高齢者のための「ライフ・イズ・クリエイティブ展」を2015年10月に初めて開催しました。そこで実践しブラッシュアップしたアクションプランを、東京は神田にあるアートギャラリー アーツ千代田 3331にて2月3日よりお披露目します。

    情報、食、ファッション、まちづくり、防災、ものづくりの6つのテーマで構成されたこの展覧会。個人的に興味をひかれたのは、阪神淡路大震災10年後に始まった「兵庫モダンシニアファッションショー」。戦災や震災をくぐり抜けたシニア世代が思い思いの服でファッションを楽しんでいます。その模様はドキュメンタリー映画「神様たちの街」として映像化もされ、展覧会中に上映されます。ほかにもオールドタウン化した街を高齢者たちが若返らせる取り組みや、人生経験豊富なシニアが中心となった進化した防災訓練など。ワクワクするラインナップが並びます。元気な高齢者と新しい活躍の場をつなぐ未来志向型のワークショップやトークセッションなども。来るべき超高齢社会を楽しく生き抜くヒントが得られるかもしれません。(脇本暁子)

    600世帯のみのオールドタウン化したまち神戸市須磨区高尾台・水野町×KIITO の取組み。

    シニア世代が自ら服をつくりファッションショーに出演、その模様を収録したドキュメンタリー映画「神様たちの街」を期間中に上演。

    神戸・北野にある人気ベーカリー「サ・マーシュ」の西川シェフからパン作りを学んだ 6 名のシニア男性「パンじぃ」による、1 日限定のカフェを開催。

    LIFE IS CREATIVE展 ものをつくる人生に、リタイアなんてない。

    開催期間:~2月12日(日)
    開館時間:12時~19時
    開催場所:アーツ千代田 3331 1階ギャラリー
    東京都千代田区外神田6丁目11-14
    TEL:078-325-2235(デザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO))
    休館日:2/3(金)は15:00オープン、2/7(火)は休館
    入場無料
    http://kiito.jp/


    《トークセッション「高齢社会における、人生のつくり方」》
    日時:2 月 4 日(土)15 時~17 時
    参加費無料
    定員:30 名 要申込(先着順)

    出演:藤浩志(美術家、藤浩志企画制作室代表、秋田公立美術大学教授)、 永田宏和(デザイン・クリエイティブセンター神戸 副センター長、NPO 法人プラス・アーツ 理事長)

    《「高齢化社会に向けてのデザインアプローチ」レビュー&ジュリア・カセム トークセッション》   日時: 2 月 11日(土)10 時~17 時    
    2月10日(金)16時30分~20時 参加費無料    
    定員:30名 要申込(先着順)    
    ゲストクリティーク:ジュリア・カセム(京都工芸繊維大学KYOTO Design Lab特任教授)

    《ライフ・イズ・クリエイティブカフェ~パンじぃ東京へ行く~》

    日時:2 月 12 日(日)13 時~15 時
    1階コミュニティスペース
    パン指導:西川功晃(サ・マーシュ オーナーシェフ)


    http://kiito.jp/schedule/exhibition/article/19514/