京都・岡崎発、大人のためのクロスジャンルな音楽フェス「OKAZAKI LOOPS」が9月に開催決定!

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    ロゴデザインはオバケの松倉早星さんが手がけた。実験的な試みのフェスに合わせて、イベントごとに形状や色が有機的に変化していく。

    記者会見にて。右から音楽家の高木正勝さん、現代美術家の名和晃平さん、バレエダンサーの首藤康之さん、西陣織の老舗「細尾」の細尾真孝さん。ここに京都市交響楽団常任指揮者の広上淳一さんを加えた5人がディレクターに就任。

    京都文化の発信地、岡崎エリアにて9月3日(土)・4日(日)音楽を中心にアート、パフォーマンス、伝統工芸、食などさまざまなカルチャーが融合する音楽祭『OKAZAKI LOOPS』が開催されます。京都市交響楽団常任指揮者の広上淳一さん、音楽家の高木正勝さん、現代美術家の名和晃平さん、バレエダンサーの首藤康之さん、西陣織の老舗「細尾」の細尾真孝さんら各界の第一線で活躍する5人をディレクターに迎えたこのイベントの記者発表会が先日、京都にて開かれました。「音楽×アート×ダンス」「ダンス×伝統工芸」「音楽×科学」などさまざま分野をクロスジャンルする、かつてないイベントになるそう。

    メイン会場は2016年にリニューアルオープンしたロームシアター京都。ここでは高木正勝さんによるアイヌ歌唱、パーカッション、ジプシーヴァイオリン、インド楽器など多様な音楽を融合させた現代の「村祭り」を表現したコンサートやバレエダンサーの首藤康之さんと西陣織の細尾真孝さんとのコラボレーションによる新作が披露されます。また名和晃平さんと世界的に活躍する振付家のダミアン・ジャレによるパフォーマンス作品『VESSEL』は森山未來さんら国内外のダンサーによる実験的な作品でシアターバージョンとしては世界初演と、どれも贅沢な演目ばかり。

    他の会場のみやこめっせでは、寿命を迎える星から送られてきた電波データから生まれたメロディを、蓮沼執太さん、クラムボンのmitoさん、高木正勝さんら11組のミュージシャンが楽曲にし京都市交響楽団とコラボレーションするコンサートが予定されています。また京都国立近代美術館では、先駆的なアーティストとして世界的に活躍するプログラマーの真鍋大度さんとプログラマー、工学博士、アーティストの徳井直生さんふたりがDJとしてオーガナイズする〈2045〉が開催されます。

    音楽やアートがあちらこちらで科学反応を起こすイベントが目白押しの二日間。岡崎という土地を回遊(ループ)しながら、新感覚な体験ができること間違いなし。舞台のチケット販売は6月頃を予定。詳細は決定され次第、ホームページで告知されるのでお見逃しないように。(脇本暁子)

    50年にわたり愛されてきた京都会館が今年1月、ロームシアター京都に生まれ変わりました。撮影:小川重雄

    名和晃平さんとベルギーのダンサー・振付家のダミアン・ジャレによる新作パフォーマンス作品『VESSEL』。

    「OKAZAKI LOOPS」

    開催期間:9月3日(土)・4日(日) ※2日(金)は前夜祭を開催
    開催場所:ロームシアター京都 ほか
    京都府京都市 左京区岡崎最勝寺町13
    OKAZAKI LOOPS実行委員会事務局(京都コンサートホール内) 
    TEL:075-771-6051
    http://www.okazaki-loops.com/