今年こそ行ってみない? 多彩な映画に触れる2日間、「イタリア映画祭」が間もなく開催です!

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    人生につまずいた中年男性たちに焦点を当てた『俺たちのジュリア』。

    ゴールデンウィークの恒例行事として、すっかり定着した感のある『イタリア映画祭』。2001年の「日本におけるイタリア年」をきっかけに毎年開催されている映画祭も、今年で16回目を迎えます。日本で公開されていない作品をいち早くスクリーンで鑑賞できるため、この時期を楽しみにしている映画ファンも多いのではないでしょうか。

    重厚感あふれる人間ドラマからイタリアらしい笑いに満ちたコメディまで、幅広いジャンルの作品がセレクトされているのも、うれしいところ。ここ数年は『ローマに消えた男』『これが私の人生設計』など、この映画祭で上映された作品が、劇場公開時にも大きな話題を呼びました。

    今年も、ベルリン国際映画祭コンペティション部門に選ばれたラウラ・ビスプリ監督の『処女の誓い』やタヴィアーニ兄弟の『素晴らしきボッカッチョ』、ジュリエット・ビノシュを主演に迎えた『待つ女』をはじめ幅広い新作が揃い、まさに、“イタリア映画のいま”を感じられる映画祭になりそうです。

    加えて、今年で生誕110年、没後40年というメモリアルイヤーを迎えたルキノ・ヴィスコンティの『若者のすべて』、今年1月に亡くなったエレット・スコーラの『特別な一日』を特別上映。新しい才能たちの息吹きとともに、巨匠の名作をスクリーンで鑑賞する贅沢な時間をたっぷりと楽しんでください。(細谷美香)

    2人の女性が主人公のロマンチック・コメディ。『私と彼女』

    『暗黒街』はギャング映画として大作と評されている。

    「イタリア映画祭2016」

    開催期間:4月29日(金・祝)~5月5日(木・祝)
    開催場所:有楽町朝日ホール(千代田区有楽町2-5-1 マリオン11階)

    公式サイト:http://www.asahi.com/italia/

    「イタリア映画祭 2016 大阪」では日本劇場未公開作品 7 本を上映。
    会期:5 月 7 日(土)~8 日(日)
    会場:ABCホール(大阪市福島区福島 1-1-30)