シシド・カフカが主宰する『エル・テンポ』が、ブルーノート東京で初公演&インターネット配信!

  • 文:Pen編集部

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ハンドサインを駆使して奏者たちに指示を出す、コンダクターのシシド・カフカ(左端)。

シシド・カフカが2018年から主宰するプロジェクト、『el tempo(エル・テンポ)』が10月10日(土)にブルーノート東京に初登場。新型コロナウイルス対策のため、限られた観客しか観覧できないこともあり、インターネット配信(有料)も同時に行う。


エル・テンポとは、打楽器奏者だけで行われる即興のライブイベント。コンダクター(指揮者)が100種類以上というハンドサインを駆使しながら、自由自在なリズムの海を作り出していく。ハンドサインを使うサインシステム「Rhythm with Signs」はアルゼンチンのサンティアゴ・バスケスが考案したもので、シシドは2015年にアルゼンチンのブエノスアイレスを訪れた際にバスケスが手がけるイベントに出合い、大きな衝撃を受けた。その後、数カ月に及ぶアルゼンチン留学をしてバスケスに師事し、その魅力を日本の観客にも伝えるべく、エル・テンポを主宰することになった。


ライブには伊藤大地、岡部洋一(ROVO)、芳垣安洋(ROVO、OrquestaNudge!Nudge!他)ら名だたるドラマーやパーカッショニストが参加するほか、ギタリストの佐藤タイジ、中込陽大がピアニストとしてゲスト出演することが決まった。「ブルーノートでのエル・テンポ……最初はあまりイメージが湧かず、そのままいつも通りの演奏をするべきかどうか悩みました。そして、今回だからこそ以前からしてみたかった試みを思い切って実行してみることに。私のイメージではとってもかっこよくなるはずなので、その実現に向けてできる限りの努力をしたいと考えてみます」とシシドは語る。コンダクター、奏者、観客が一体となって盛り上がりを生み出すアルゼンチン発のライブイベントを、会場でインターネット配信で、ぜひ体感してほしい。

シシドが「Rhythm with Signs」と出合ったアルゼンチンは、ローティーン時代に数年間過ごした場所であり、彼女がドラムを始めた場所でもある。

『エル・テンポ directed by シシド・カフカ』
開催日時:2020年10月10日(土)20時開演(18時30分開場)
開催場所:ブルーノート東京
料金:会場での観覧¥8,800(税込) インターネット配信(一般)¥3,300(税込) インターネット配信(Jam Session会員)¥2,200(税込)
※アーカイブ配信視聴期間:10月17日(土)23時59分まで
http://www.bluenote.co.jp/jp/artists/kavka-shishido/