臆病な大人へのエールのようなラブストーリー、『パリのどこかで、あなたと』。

臆病な大人へのエールのようなラブストーリー、『パリのどこかで、あなたと』。

文:細谷美香

©2019 / CE QUI ME MEUT MOTION PICTURE - STUDIOCANAL - FRANCE 2 CINEMA

【Penが選んだ、今月の観るべき1本】

過去の恋愛での痛みを抱えたまま、マッチングアプリで出会いを探すメラニーと、仕事のストレスで眠れない夜を過ごすレミー。隣り合うアパートに住むふたりは、お互いの存在に気付かないままパリの街で何度もすれ違っていた──。ありふれた景色に潜む奇跡を信じさせてくれる、セドリック・クラピッシュ監督の最新作。あと一歩が踏み出せない、臆病な大人へのささやかなエールのように響くラブストーリーだ。



18世紀のフランスを舞台に『燃ゆる女の肖像』が描く、 女たちの秘められた愛と連帯。

タイ映画の新鋭たちがつくる、 断捨離のその先の物語。

物議を醸した写真家、ヘルムート・ニュートンの光と影。

『パリのどこかで、あなたと』
監督/セドリック・クラピッシュ
出演/アナ・ジラルド、フランソワ・シヴィルほか 2019年
フランス映画 1時間51分 YEBISU GARDEN CINEMAほかにて公開中。
https://someone-somewhere.jp/

臆病な大人へのエールのようなラブストーリー、『パリのどこかで、あなたと』。
Feature Product 宙空の美を湛える「カンパノラ」とともに感じる、時を愛でる愉しみ
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