ワンシーンワンカットで描く、 33の人生を語る映像詩『ホモ・サピエンスの涙』。

  • 文:細谷美香

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©Studio 24

【Penが選んだ、今月の観るべき1本】

『散歩する惑星』などで知られる、スウェーデンの鬼才、ロイ・アンダーソンの5年ぶりとなる新作。悪夢を見続ける牧師や荒廃した街の上空を飛ぶ男女など、さまざまな人々の姿を、優しい色合いの映像とワンシーンワンカットによる独特のリズムによって映し出していく。呼吸する絵画のような独創的な世界観は唯一無二。スクリーンの端々から滑稽さと愛おしさがにじむ、人生のスケッチ集とも言える作品だ。



「脚本ではなく詩を具現化したかった」。『ホモ・サピエンスの涙』制作の裏側。

セレブ作家トルーマン・カポーティの光と影。

『ミッシング・リンク 英国紳士と秘密の相棒』は、人類の秘密に迫る冒険譚。

『ホモ・サピエンスの涙』
監督/ロイ・アンダーソン 出演/マッティン・サーネル、イェッシカ・ロウトハンデルほか
2019年 スウェーデン・ドイツ・ノルウェー合作映画
1時間16分 11月20日よりヒューマントラストシネマ有楽町ほかにて公開。
http://www.bitters.co.jp/homosapi/