被害者が犯人に協力した 心の動きを描き出す、『ストックホルム・ケース』

  • 文:細谷美香

Share:

©2018 Bankdrama Film Ltd. & Chimney Group. All rights reserved.

【Penが選んだ、今月の観るべき1本】

ストックホルムで銀行を襲撃したラースは行員のビアンカらを人質に取り、犯罪仲間を刑務所から釈放することに成功。警察の計画で銀行に立てこもることになるが、ラースとビアンカは心理的なつながりを感じるようになっていく。「ストックホルム症候群」の由来になった1970年代の事件を映画化。アメリカに憧れを抱くどこか憎めない犯人をイーサン・ホークが演じ、奇妙な恋愛劇のような余韻がもたらされている。



服に夢を吹き込んだ、ピエール・カルダンの人生。

ロック史に名を遺すレジェンド、ザ・バンドの光と影。

『ホモ・サピエンスの涙』制作の裏側。

『ストックホルム・ケース』
監督/ロバート・バドロー
出演/イーサン・ホーク、ノオミ・ラパスほか  2018年  カナダ・スウェーデン合作映画
1時間32分 11月6日よりヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて公開。
http://www.transformer.co.jp/m/stockholmcase/