遊んで学べるゲーム展、シメはゲーセンで。
LONDON ロンドン

遊んで学べるゲーム展、シメはゲーセンで。

文:宮田華子

プレイステーションのアドベンチャーゲーム「風ノ旅ビト」の展示。迫力ある大画面で、ゲームの製作過程がよくわかる。photo: ©Victoria and Albert Museum, London

かつては子ども向けだったビデオゲーム。しかしプロのゲーマーが出現し、スマホのゲームが日常となったこの数十年で、ビデオゲームは「全世代」のものとなった。こうした状況を踏まえて、V&A博物館で『ビデオゲーム、デザイン/プレイ/ディスラプト(かく乱)』展が開催に。現代デザインの重要分野としてゲームを考察する。
展示は3つのコーナーで構成。「ニュー・デザイナーズ」と題したコーナーでは話題のゲームの製作過程をCGやメモとともにていねいに解説する。次に人々の意識の変化と社会的影響を検証するコーナー。展示の最後は新旧さまざまなゲームを楽しめるゲーセンが出現する。真面目に遊んでゲームをひも解く、大人も楽しい企画だ。

Victoria and Albert Museum

Cromwell Road, London SW7 2RL 
TEL:020-7942-2000
最寄り駅:SOUTH KENSINGTON 
営業時間:10時〜17時45分(土〜木) 10時〜22時(金)
※金曜17時30分以降は限定公開 ※入場は閉館の15分前まで 
無料
休館日:12/24〜26 
www.vam.ac.uk/exhibitions/videogames
※開催中〜2019/2/24

遊んで学べるゲーム展、シメはゲーセンで。